12月10日

128日(日)、ペナン日本人会主催による餅つき大会が開催されました。日本人会事務局、文化部担当の理事をはじめ各企業からの実行委員の方々、婦人部さくら会、本校父母会役員とお手伝いの方々、研修でペナン訪問中の国士舘大学の先生・生徒の皆さん、そして本校児童生徒、職員、たくさんの皆様のお力で、素晴らしい餅つき大会となりました。日本人会、そして日本人学校に関わるすべての方々の絆を実感する和やかな時間でした。メインでは、中学部3年生の合格を祈願して総領事から記念品が贈呈されたり、本校音楽クラブの和太鼓演奏があったり、3年生たちも皆様からの応援が、さぞ心強かったと思います。

私が子どもの頃は、年末が近づくと、田舎の親戚から声がかかり、餅つきに出かけたものでした。50年近く昔のことです。当時をなつかしむ想いと、まさか異国の地でこのような盛大な餅つき大会を経験できたことへの感謝で、たいへん幸せな気分でした。

さて、129日(月)は、全校朝礼の予定(本来、朝礼は月初めに行うのですが、先週、不覚にも私がインフルエンザを発症したため、延期していました)でしたが、インフルエンザの予防を配慮し、再び延期(場合によっては中止)としました。9日(月)の朝礼で子どもたちに話そうと考えていた内容を紹介いたします。

11月の朝礼では、秋が恋しいというお話をしましたが、12月校長先生は、ペナン日本人学校が、とっても恋しいと思った日がありました。先週の月曜日と火曜日、インフルエンザで学校をお休みしたときのことです。最初は、すごくしんどかったのですが、薬が効いてきて、熱も下がってくると、学校に行きたくなって、学校が恋しくてしかたありませんでした。だから、水曜日に、お医者様から「今日から学校に行っていいですよ」と言われたときは、とてもうれしかったです。水曜日に学校に来て、皆さんの顔を見ると、なんだかほっとしました。「校長先生もう大丈夫ですか?」と、声をかけてくれたお友だちもいました。皆さんの温かい気持ちに触れ、やっぱり学校はいいなあと、思いました。今回インフルエンザになったのは残念でしたが、学校に行くのを楽しみに思う皆さんの気持ちがよくわかったような気がします。校長先生もペナン日本人学校の一員で良かったと心から思いました。

 さて、12月がスタートして1週間たちました。立派に2学期をしめくくり、新しい年や3学期を気持ちよく迎えるために、3つのお願いがあります。

1つ目、2学期を振り返って、よく頑張った、これは良かったと思うことは胸を張ってください。2つ目、やり残しがないようにしましょう。宿題や課題の提出は大丈夫ですか? 残念だったなあという気持ちが残らないように、すべてやり遂げましょう。3つ目、お友だちと一緒に過ごす時間を大切にしましょう。2学期が終わると、しばらくお友だちに会えません。また、2学期が終わると、この学校を去って行くお友だちがいるかもしれません。一緒に勉強したり、遊んだり、お話したりする時間を大切にしましょう。「ありがとう」とか「ごめんなさい」とか、お友だちに言いそびれたことがある人は、必ず伝えておきましょう。

立派に2学期をしめくくり、新しい年や3学期を気持ちよく迎えましょう。応援しています。



11月25日

1116日(土)は、ペナン日本人会、国際交流基金日本文化センター及びUSM日本文化センター共催の「日本語スピーチコンテスト」(マレーシアの学生が出場:学生の部11名、大学生以上一般の部4名)に審査員として参加しました。日本語の学習はわずかな期間と言いながらも、その流暢な日本語に驚かされるとともに、いずれも優れた内容で、審査員として責任の重さに身が引き締まりました。日本人の精神、日本の文化や教育への素晴らしさや憧れ、ホームステイでやって来た日本の友人への思い、日本語通訳になる夢、マレーシアの環境問題、リーダーシップ、貧しい家庭に生まれながらも家族を立派に支えてくれている父親への思いなど、テーマは色々でしたが、祖国への愛、日本への愛、家族や友人への愛、様々な愛を感じる内容に、心がほっこりと温かくなりました。たいへん、良い機会をいただいたことに感謝いたします。

熱い思いを日本語で一生懸命語った全ての出場者に、心から敬意を表します。帰宅途中の車の中で、審査員の勤めを無事果たしたことに安堵する一方で、「何年も英語を勉強しながら、何でこんなに身に着かなかったんだろう。」と自己嫌悪に襲われたことは、言うまでもありません。

1117日(日)~1119日(水)は小学部5年生・6年生のランカウイへの移動教室に同行しました。子どもたちは空港でも物おじすることなく慣れた様子で、「校長先生は、25歳で初めてパスポートを手にしたよ。」と話すと、「3冊目です。」と応える子どももいて、私にとっては、少しうらやましい気持ちに包まれたスタートとなりました。

好天に恵まれ、たいへん充実した3日間でした。マチンチャン山頂からの景色、マングローブツアーで出会ったヘビ、サル、大とかげ、コウモリ、様々な鳥たち、ラマ山のサイチョウ、ランカウイのシンボル「イーグル像」、パヤ島のサンゴと魚たち、鮮やかに記憶がよみがえります。運も良かったようで、時期がずれて難しいと思われていたサイチョウもしっかり見ることができました。パヤ島は絶好のコンディションだったようで、「5分でもいいから、校長先生も海に入ってください。」とガイドの方から促され、私も子どもたちと一緒にシュノーケリングを体験させていただきました。

最終日の解散式では、次のようなことを子どもたちに話しました。

みんな仲良く、楽しく、素晴らしい3日間でした。いつまでも、この思い出を大切にしましょう。家に帰ったら、ぜひ、3日間の思い出をお家の方に伝えてください。そして、送り出してくださったお家の方へ、少しでもみんなが楽しめるよう力をつくしてくださった先生方への感謝の気持ちを大切にしましょう。

 解散式を終え、港を出ると、出迎えの保護者の皆様との合流。「久しぶりの再会を大喜びしているのは、子どもたちより保護者の皆様?」と感じたのは、気のせいでしょうか。お子様を包み込む保護者の皆様の温かい愛情を感じたひとときでした。





11月13日

先週114日(月)の朝礼で次のような話をしました。

日本語には、「恋しい」という言葉があります。どんな意味か、説明するのは案外難しいのですが、誰かや何かと一緒にいたいと思ったり、なつかしいと思ったりする気持ちだと、校長先生は考えています。

校長先生が、今恋しいと思うのは「秋」です。春、夏、秋、冬の秋です。これ(秋を描いたカードで、ボタンを押すと「ちいさい秋みつけた」の音楽が流れる)は、最近、30年以上前に担任した生徒が送ってくれたものです。これを聞くと、ますます秋が恋しくなりました。

校長先生は、暑い夏のあとにやってくる、秋という季節が大好きです。涼しくて、過ごしやすく、果物がおいしくて、日の暮れが早くなり、ふとんの中が気持ちよいです。ペナンのことは好きですが、ペナンには秋が来ないので、秋が恋しくて仕方ありません。食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋、日本の秋には色々な顔があります。小学部2年生の教室には、みんなが作った秋をテーマにした俳句が掲示してあります。階段には、「中学部秋の俳句大会」の作品が掲示してあります。まつたけ、柿、栗、コスモス、コオロギ、さんま、色々な秋を思って詠んだ俳句に、秋を感じ、うれしくなりました。

皆さんに伝えたいのは、秋を感じる、秋を思うということは、日本を感じる、日本を思うということです。校長先生は、先日市場で柿を見つけ、秋の味覚を楽しみました。もう一つ、読書の秋も楽しもうと思います。皆さんも、どこかで秋を感じたり、日本の秋を思い出したりしながら、秋を楽しんでください。もし、どこかで秋を見つけたら教えてください。

先日は、音楽の授業で子どもたちが歌う「ちいさい秋みつけた」が聞こえてくるので、教室まで聞きに行きました。子どもたちのおかげで、四季のないペナンに暮らしていても季節を感じ、日本を思うことができるのは、ありがたいことです。

さて、119日(土)はStraits QuayでJAGAM(日本への留学経験者で組織)主催の「日本秋祭り-日本再発見」の一環として開催された「Children Arts & Craft Contest」に本校小学部から41名の児童が参加し、マレーシア公立小学校児童とともに5名前後のグループに分かれ、日本の祭りのシンボルでもある御輿の制作に取り組みました。会場では、本校の児童生徒を中心に結成されたコーラスグループ『ちびこー』、日本語女性合唱団『ままこー』の素敵な合唱やダンスの披露もありました。

1110日(日)はHotel JENで「さくらチャリティーフェスティバル」が開催され、9日に引き続き『ちびこー』『ままこー』のダンスや合唱、本校児童生徒有志によるソーラン節、本校音楽クラブによる和太鼓演奏がステージを盛り上げました。

マレーシア現地の方々が日本の文化をリスペクトし、親しみをもってくださっていることを肌で感じ、うれしく思いました。また、改めて在留邦人の皆様の結束力の強さに感激いたしました。そして、何よりもペナン日本人学校の子どもたちの貢献度の大きさを誇らしく感じた2日間でした。







10月21日

2学期になってこんなことがありました。玄関付近の掲示板の押しピンがとれていたのを直していたら、とおりがかった中学部の生徒から「ありがとうございます。」と声をかけられました。別の日に、ゴミ袋から漏れてしまったのか、シュレッターごみが玄関付近に落ちていたのをほうきでちりとりに集めていたら、中学部の生徒2名がほうきを持って駆けつけてくれました。いずれも、私としては当然のことをしているだけで、お礼を言われるほどのことでもなく、ましてや人の手を借りるほどのことでもありません。でも、とてもうれしい気持ちになりました。今でも時々思い出しては、幸せな気分にひたっています。人と関わりながら生活することの素晴らしさを、改めて教えられたような気がします。そして、私自身もこうありたいと、心から思います。

先週は、1014日(月)に小学部2年が「まちの人に会いに行こう-日本人会館-」、15日(火)に小学部5年が「社会科Sony工場見学」、17日(木)に小学部5・6年生が「学校間交流Wesley Methodist School Penang訪問」と、校外での学習が続き、訪問先の皆様にはたいへんよくしていただき、感謝しています。日本人会館では、事務局長様や図書ボランティアの方が、仕事の内容等について説明してくださったり、子どもたちの質問に丁寧に答えてくださったりしました。Sony工場見学では、作業の様子を間近に見学したり、実際の作業を体験したり、最新のヘッドフォンや音楽機器を使用させていただいたりしました。Wesley Methodist School Penangは開校2年目の新しい学校で、今年から交流を始めました。グループごとにグループ名を話し合う活動をスタートに、セパタクローやお菓子づくりなど、6つのゲームを通して交流を深めました。

Sony工場見学では、場所によっては靴を脱ぐ場面がありましたが、子どもたちは当然脱いだ靴を揃えます。中には、移動中のはずみで乱れてしまった友だちの靴を揃えようとする子どももいます。それが、日本人以外の従業員の方にとってはたいへんな驚きで、以前にも「感動した。」という声が多数上がったそうです。また、Sony工場見学、Wesley Methodist School Penang訪問では、お食事をふるまっていただきましたが、全員の準備が揃うのを待って、大きな声で「いただきます。」「ごちそうさまでした。」と言って食べ始め、食べ終える姿に、これが「日本の文化か。」とたくさんの視線が集まっていました。

夏休みに現地校を訪問する機会があり、生徒たちに日本の学校の規律について話をして欲しいという先生方のリクエストに応えました。起立・気をつけ・礼の所作、授業や食事の開始・終了時のあいさつなど説明する中で、日本やペナン日本人学校では、毎日、清掃の時間があるということ、トイレ掃除も子どもたちがやっているという話をしたところ、皆たいへん驚いた様子でした。現地校には、生徒が自分で掃除をする習慣はなく、ある生徒は「自分はトイレ掃除をするのはかまわないが、きっと親が学校に対して、何でそんなことをさせるんだと、抗議するだろう」と話してくれました。

日本を離れて生活する中で、日本の文化・習慣の素晴らしさを再認識することがあります。いつでも、どこでも、あたりまえのこととして実践するペナン日本人学校の子どもたちを、改めて愛おしく思うと同時に、日本の文化・習慣を大切にし、きちんと子どもたちに伝えて行くことが私たちの使命だと、改めて実感いたします。






10月14日

「ペスタ ブンガラヤ」が終わり、1週間が過ぎました。玄関付近や各教室に子どもたちの振り返りが掲示されています。子どもたちの純粋な思いに触れ、「なるほど、そこに気をつけて頑張ったのか。そんな苦労や工夫があったのか。そのセリフが印象に残ったのか。そこが気に入ったのか。」など色々な発見があり、読んでいると時間がたつのも忘れ、心がほっこりしました。

さて、学校だより「かがやき」でご紹介させていただいたように、105日(土)はペナン日本人学校45度目の開校記念日でした。1974年当時の記憶がないという方や、まだお生まれになっていなかったという方も多くいらっしゃると思いますが、私は小学校5年生でした。やっと固定電話やカラーテレビが一般家庭に普及した頃で、テレビとマンガ以外は何の娯楽もないといった時代でした。テレビやマンガで空想上の未来を描く際に決まって登場したのが、テレビ電話だったことを覚えています。あれから45年、科学はめざましい進歩を遂げました。テレビ電話が、スマートフォンで当たり前にできる時代です。しかも通話料無料です。

先週1010日(木)、リチウムイオン二次電池の発明者の一人である吉野 彰さんのノーベル化学賞の受賞が決定し、日本中が歓喜の渦に包まれ、海外に暮らす私たちも大喜びでした。リチウムイオン電池の登場で、携帯電話やノートパソコンなどが一気に普及したそうです。近年は、電気自動車や人工衛星などにも用途が拡大し、再生可能エネルギーを有効に利用する手段としても期待されています。私たちの生活に欠かせない存在です。

ペナン日本人学校教職員は、振替休日の107日(月)、本校運営委員長様のご厚意で、ルネサス工場にて職員研修をさせていただきました。ペナン進出の日系企業の歩みや概要についてご説明いただいたり、実際に工場の中を見学させていただいたりと、貴重な経験でした。ご尽力いただいた皆様に、改めてお礼申しあげます。さて、ルネサス工場で生産されている半導体ですが、開発に関わり、過去に5人の日本人がノーベル賞(物理学賞・化学賞)を受賞しています。半導体は、パソコン、スマートフォン、液晶テレビなどのデジタル家電、冷蔵庫や洗濯機、自動車など、ありとあらゆる製品に搭載されており、現代人の生活は「半導体」なしにはあり得ません。

人間のたゆまぬ努力が、科学のめざましい進歩を生み、私たちの生活はますます便利になりました。しかし、携帯電話やスマートフォン、ゲームが普及する一方で、使い方を誤り、依存が生じたり、SNS等ネット上でのトラブルやいじめ、犯罪が生じたりと、問題が増大しているのも事実です。機会あるごとに学校でも、正しい使い方、適切な使い方を指導していこうと思います。ご家庭でも、ぜひ話題にしていただけたらと思います。何かご家庭でルールなど作られているような事例がございましたら、教えていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。せっかくの科学の進歩を正しく生かせるよう、努めてまいります。




10月10日

28回「ペスタ ブンガラヤ」が終了いたしました。

まず、103日(木)は児童生徒向けでした。開会式での私のあいさつの内容を紹介いたします。

「ペスタ ブンガラヤ」が始まります。皆さん、今日まで本当によく頑張りました。小学部1年生から中学部3年生まで、みんながペスタの成功に向かって、一生懸命に準備や練習に励む姿を見ていて、頼もしかったです。特に、全校合唱の練習では、皆さんの力強い歌声に感激しました。皆さんは、先生たちの自慢です。少し難しい言葉を使うと、皆さんは先生たちの誇りです。

いよいよ、本番です。準備や練習の成果をしっかり発揮しましょう。そして、出演しないときは、先生からの注意を守って、集中してしっかり見て聞きましょう。皆さんの成功を心から祈っていますが、緊張して失敗や予期せぬハプニングがあるかもしれません。けれど、そんなときこそ、心と力を合わせて頑張り抜きましょう。

『平成超えの感動を!さあ新たな時代の幕開けだ』、令和元年のペナン日本人学校の子どもたちの素晴らしさを見せつけて欲しいと思います。力一杯輝いてください。応援しています。

そして、106日(日)は保護者の皆様向けの開催でした。鹿屋総領事ご夫妻をはじめ多くのご来賓の皆様、保護者の皆様をお迎えし、盛大に開催できたことを職員一同うれしく思います。

児童生徒会によるスローガン『平成超えの感動を!さあ新たな時代の幕開けだ』の発表に始まり、音楽クラブの力強い和太鼓演奏が、格調高い雰囲気をつくってくれました。各学年の劇は、それぞれの学年に応じた持ち味が十分に発揮されていたと思います。全校合唱は、ペナン日本人学校の子どもたちの素晴らしさが凝縮されたものでした。

子どもたちは、準備や練習を本当によくがんばりました。きっとお家でもずいぶんお世話になったことと思います。練習を重ねる度に、見違えるような進歩を遂げてきました。練習の過程を知っているからこそ、一人ひとりの動きやセリフに心を打たれました。展示発表にも、子どもたちの個性や純粋さが、にじみ出ていました。令和元年のペナン日本人学校の子どもたちの素晴らしさを十分に堪能していただけたと思います。

キラキラと目を輝かせ、素直で何事にも一生懸命取り組む素敵な子どもたちと毎日一緒に生活できることを幸せに思います。そのような子どもたちを育ててくださった保護者の皆様には、心から感謝申し上げます。

片付けなど「ペスタ ブンガラヤ」の全てを終え、どの子どもたちも、やり切ったという満足そうな笑顔で下校していきました。すがすがしい光景でした。仲間と支え合い、高め合いながら大きな仕事をやり遂げたという達成感や自信が、きっとこれからの生活に生かされていくでしょう。ペナン日本人学校は令和元年度の折り返し地点を迎えました。後半がますます楽しみです。


 

 
9月23日

ペナン日本人学校を休校に追い込んだヘイズも一段落したようです。状況に応じてヘイズに対応する中、18日(水)は朝から屋外の活動は一切なしの措置をとっていましたが、10:00になってAPI指数が200を超え、ペナン州教育局に問い合わせたところ午後休校の指示、スクールバスの手配等準備が整った段階で、保護者の皆様に緊急一斉メールで「13:10一斉下校」をお知らせしました。その後も、教育局からの通達に従い、19日(木)、20日(金)の休校をお知らせした次第です。皆様のおかげで混乱なく休校の措置をとることができ、子どもたちの安全を確保でき、感謝しています。引き続き、918日付の文書「ヘイズ対応について」でお伝えした基準に沿って、ヘイズへの対応させていただきます。ご家庭でも、手洗いやうがい、洗顔の励行、マスク着用等の配慮をお願いいたします。

さて、「ペスタ ブンガラヤ」が近づいてきました。913日(金)の5校時には体育館で、全校合唱「Tomorrow」の練習が行われました。全校揃っての初めて練習にもかかわらず、いずれの学年も力強い歌声で、感動しました。どれだけ磨かれていくのか、本番が楽しみです。

私が若かった頃担任した生徒で、思うように力になれず、申し訳ないことをした生徒がいました。卒業式の日、学校を去って行く後ろ姿を見ながら、未熟な自分を責めるばかりでした。数年後に再会したとき、「先生に聞かせたかった。」と在学当時に合唱コンクールで歌った曲をうれしそうに歌ってくれました。思い出が一瞬にして輝いたものになったような気がしました。「あの素晴らしい愛をもう一度」は、大切な思い出の曲です。ペナン日本人学校の子どもたちが、いつか学校を去った後、「Tomorrow」を口ずさみながら、日本人学校で過ごした時間、仲間たちを思い出してくれると幸せです。

「ペスタ ブンガラヤ」のテーマは、『平成超えの感動を!さあ新たな時代の幕開けだ』です。各学年から出た案をもとに、児童会と生徒会で決定したものです。各学年からの案を紹介します。運動会のスローガン同様、それぞれに、子どもたちの思いがよく伝わる内容です。

小学部1年「楽しい・嬉しい・かっこいい・おもしろい・ほっとする・喜んでくれる・いいペスタ・きれいなペスタ・明るくなる・大人が楽しめる・みんなが楽しくなれる・すばらしい」

小学部2年「みんなで楽しめ!光りかがやけ!ペスタ ブンガラヤ!」

小学部3年「光り輝け青空に!ペナンのAll stars!~令和元年度ペスタ ブンガラヤ~」

小学部4年「We are everybody stars.~楽しい笑顔をとどけるペスタ ブンガラヤ」

小学部5年「We are shining star.~心を一つに令和元年度ペスタ ブンガラヤ」

小学部6年「みらいへJUMP!さあ新たな時代の幕開けだ」

中学部1年「平成超えの感動を!令和最初のペスタ ブンガラヤ」

中学部2年「いざ はばたけ天空へ~令和の輝く星たちよ~」

中学部3年「心はいつも一つ!~We have a special bond!

休校による練習の中断は残念ですが、休校中も職員は皆で体育館のスポットライトや放送のセットを整えたり、担任は劇の小道具や衣装を作成したりと、着々と準備を進めていました。学校の再開とともに、子どもたちが思う存分練習に打ち込んでくれたらと思います。






9月18日

 2学期がスタートして2週間が過ぎました。

 登校後の朝の時間、中休み、昼休みに運動場では、子どもたちが元気一杯に過ごしています。サッカー、ブランコ、柔らかいボールでのキャッチボール、フラフープ、だるまさんがころんだ、鬼ごっこ、リレー競争等、楽しみ方は様々です。私にとっては子どもたちの安全を見守るという役割が第一ですが、見ているうちに、自然と笑みがこぼれてきます。幸せな時間です。さほど広くない運動場で、様々な学年の子どもたちが分け隔てなく一緒に遊びます。上級生が下級生に配慮したり、自分たちでルールを決めたり、皆が楽しめるよう工夫します。そして、一生懸命遊ぶのです。楽しい!おもしろい!くやしい!残念!やった!ときにはこけてしまって痛い!子どもたちの表情はとても豊かです。やがて休み時間の終了を告げるチャイムが鳴ると、子どもたちは競うようにてきぱきと片付けをし、あっという間に教室に帰って行きます。遊びとは言いながら、素晴らしい学習の場です。一生懸命遊べることは、本当に素晴らしいことだと思います。

 さて、皆様、夏休みはいかがでしたか?私のこの夏(夏しかないのに変な言い方ですが…)一番の思い出は、ペラ補習校への巡回指導です。巡回指導とは、文部科学省の事業で、派遣教員のいない補習授業校で日本人学校の教員が授業を行うことです。ペナン日本人学校は、毎年夏休みの時期に3日間、ペラ補習授業校への巡回指導を行っています。今年も私を含め5人の教員が巡回指導を行いました。

ペラ州イポーの町には日本人学校はなく、普段はインター校や現地校に通う子どもたちが日本の教育を受けるために、ペラ補習授業校で毎週土曜日、国語や算数・数学を中心に学習をしています。指導する先生は、補習授業校へ通う子どものお母様たちです。今回の巡回指導では、小学部・中学部合わせて20名の子どもたちに、本校教員が国語、生活科・理科、音楽、図工、書写、道徳、体育の授業を行いました。交流には色々な形がありますが、学習を通して子どもたちと交流できるのは、教えることを仕事としている教員にとって、格別なものがあります。子どもたちはすぐに私たちと打ち解け、本当に楽しそうに学習に取り組みます。「勉強って楽しいものなんだ。」と改めて実感しました。

日本の学校、日本人学校、補習授業校の子どもたち、それぞれ生活する環境や学習する環境は異なりますが、子どもたちの願いはみんな同じだと、私は思います。勉強をわかるようになりたいんです。学校で友だちと仲良く生活したいんです。子どもたちの個性は様々ですが、願いは共通です。「友だちと一緒に楽しく勉強できた、楽しく遊ぶことができた、今日もいい1日だった。」と、みんなが毎日思うことができるような学校づくりを進めていきたいと思います。