校長室の窓


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 10月15日午前0時から、10月12日に141名もの新型コロナウイルスの感染者が確認されたペナン州東北部プンジャラ通りに所在するルマン刑務所及び同刑務所部局用官舎に対して、強化された活動制限令(EMCO)が実施されています。学校から近い(約1.2㎞)こともあり、ペナン日本人学校への影響が心配されましたが、刑務所周辺の一部の道路が閉鎖された程度で、現段階では大きな影響は出ていません。しかし、油断は禁物。引き続き安全対策に努めていきたいと思います。

さて、このような厳しい状況の中ですが、10月16日(金)の朝、子どもたちはもちろんペナン日本人学校にかかわるすべての人々が待ちに待った新派遣教員3名の着任式が行われました。入国許可証やビザの発給に気の遠くなるような時間を要し、やっと出発、そしてマレーシア入国。クアラルンプールでの2週間の隔離期間を経て、さあペナンへという時になってクアラルンプールに条件付き活動制限令(CMCO)が発令されるなど、苦難の連続でしたが、やっとこの日を迎えることができました。感染防止対策のため放送による着任式となりましたが、着任者の紹介、心のこもった児童生徒代表の歓迎の言葉、着任者からのあいさつ、校歌合唱が行われました。校歌合唱では、各教室から聞こえてくる大きな歌声が、新派遣教員を一層元気づけたことと思います。私自身も昨年4月の着任式での感動がよみがえりました。その後、新派遣教員は担任する教室へと向かいました。教室が美しく飾られたり、花のアーチの出迎えがあったり。そして大きな拍手、子どもたちの温かい出迎えは一生忘れられないものになったにちがいありません。勉強を教えてもらったり、話をしたり、時には相談にのってもらったり、外遊びやレクリエーション、「ペスタ ブンガラヤ」の練習などなど。思う存分一緒に過ごす時間を楽しんでくれたらと思います。

最後に、今回の派遣にかかわり、ご尽力いただいた文部科学省国際教育課、在マレーシア日本国大使館、日本国総領事館等、関係機関の皆様に心からお礼申しあげます。


 

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 10月に入って、マレーシア国内ではコロナウィルスの1日の新規感染者数が過去最高を記録するなど激増、一部の州や地域では条件付き活動制限令CMCOが発令されています。心配が尽きません。

 昨晩11日(日)、今週末こそはと思いつつ散髪に行くのを忘れていたことに気付き慌てて外出したところ、午後7時を過ぎていたにもかかわらずお店は営業中、無事散髪完了となりました。カットだけですが、代金は10リンギット、日本円で260円ほどです。そして今朝の登校時、小学生、中学生問わず、何人もの子どもたちが「校長先生、髪切りましたね。」と声をかけてくれます。「ぼくと同じです。」と、帽子を取って散髪したての頭を見せてくれる子どももいました。たかが散髪、されど散髪。幾つになっても自分に関心をもってもらえるのはうれしいことです。「すっきりしたよ」と答えながら、「昨日、散髪に行っておいて良かった。」と心の中で小さくガッツポーズ、爽やかな朝が一層楽しい朝となりました。

 2時間目、6年生の授業(新派遣の先生の代わり)に行くと、いつもとは違った風景。全員が靴を脱いだ状態で、ソックスのまま生活しています。ペナン日本人学校は、上下足の区別がなかったはずですが、自分だけ土足で教室の床に立っていることに罪の意識を感じ、子どもたちに理由を尋ねると、みんなニコニコしながら、「今日は3、4時間目の家庭科でソックスの洗濯実習があるんです。だからこれでいいんです。」との回答、洗濯実習が楽しみでしょうがないという表情に一気に心が和みました。いつも子どもたちから教えられることですが、学ぶことは本当に楽しいことなんだなあと改めて思いました。

 さて、隔離期間を終え、新派遣の教員が16日(金)から出勤となります。新派遣の教員はもちろん、子どもたちや保護者の皆様、教職員の誰もが一日千秋の思いで待ちわびた着任です。

 

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 10月5日はペナン日本人学校の開校記念日です。今から46年前の1974年(昭和49年)のこの日、ペナン州知事の開校宣言によって開校式が盛大に挙行されました。安心して日本と同じ教育を受けられる学校があるということで、開校を契機に日系企業の進出も増加したと聞いています。今日に至るまでの多くの方々のたゆまぬ努力と、日本人学校を受け入れ支援してくださるペナンの人々の温かさに深く敬意を表します。そして、ペナン日本人学校で働けることを感謝し、一層の発展に力を尽くしていきたいと改めて決意いたします。

今朝の朝礼では、子どもたちに次のような話をいたしました。

おはようございます、スラマパギ。 

今日は10月5日です。10月5日は何の日でしょうか?そうです、10月5日は、ペナン日本人学校の開校記念日です。学校のお誕生日です。ペナン日本人学校は、1974年10月5日に、正式にペナン州の学校として認められ、スタートしました。今日で46歳になりました。校長先生は1974年には小学校5年生でしたが、みなさんはもちろん、ここにいらっしゃる先生方の多くが、まだ生まれていない頃のお話です。学校ができたときは中学部はなく、小学部だけで全校児童数14人、先生もたった2人だったそうです。日本から遠く離れた異国の地に日本の学校をつくるのは、大変な苦労だったはずです。それでも、ペナンで生活する日本の子どもたちに日本と同じ教育を受けさせたいという強い願いで学校がつくられました。学校ができた3年後には中学部がつくられ、それから子どもたちの数も増え、たくさんの子どもたちがこの学校で学び、巣立っていきました。

今日はみなさんに二つお願いがあります。

一つ目、「ペナン日本人学校46回目のお誕生日おめでとう、学校をつくってくださった方々ありがとう」と、感謝の気持ちを持って今日一日を過ごしてください。

二つ目、今年で第29回目となる、ペナン日本人学校の伝統行事「ペスタ ブンガラヤ」に向けての取組が始まりました。コロナ対策のため開催できるかどうか心配しましたが、何とか開催できそうです。素敵なスローガンも決まりました。スローガンは「届けようPJSのかがやきを~笑顔の花で世界に光を~」です。コロナ対策のため例年とは違った開催の仕方になりますが、学校をつくってくださった方や学校にかかわってきてくださった方々、たくさんの先輩方への感謝の気持ちをこめて、ペナン日本人学校の伝統である「ペスタ ブンガラヤ」、心と力を合わせてがんばってください。

応援しています。

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10月がスタートしました。1年の折り返しに立ちました。

教育局からのSOPの改訂に伴い、9月21日(月)から、体育の授業や運動的な活動、外遊びが再開しました。もちろん、手や用具の消毒、ソーシャルディスタンスには十分注意してのことです。待っていましたとばかりに、水を得た魚のように生き生きと活動する子どもたちの姿に大きな喜びを感じます。長い間眠っていたボールやフラフープ、竹馬、一輪車、縄跳び用のジャンピングボードは一気に大活躍です。教員は用具を貸し出す度に消毒や竹馬の高さの調整など大忙しですが、子どもたちの喜ぶ顔を見ると、できることは何でもしてあげたいと思ってしまいます。また、ある日のこと、つらそうに歩く中学生に声をかけると、「筋肉痛です。」との答え。どうやら中学部伝統の「ソーラン節」の練習の結果だったようです。怪我でなくて良かったと安心する一方で、ほほえましい気持ちになりました。体力向上、運動不足解消にさっそく効果が出ています。

 同時に、清掃活動も再開しました。日本の学校では、子どもたちが自分たちで清掃を行うのは当たり前のことですが、多くの国では違います。このペナンでも現地校を訪問した際、日本人学校の清掃活動のことを話したところ、生徒たちは「ありえない。」という表情で驚いていました。自分たちが使った場所を、仲間と分担して一緒にきれいにするという清掃活動は、日本の教育の素晴らしさの一つです。黙々と清掃に励むペナン日本人学校の子どもたちを見ていると、とても誇らしい気持ちになります。

さて、今学校では「アサガオ」「オクラ」「ホウセンカ」「ゴーヤ」が、見事に花を咲かせています。中でも「オクラ」には、すでに立派な実が実っています。丹精込めて世話をしてきた子どもたちの努力のたまものです。子どもたちは、観察やお世話を通して、植物と一緒に見事な成長を遂げています。

一つずつ一つずつ、PJSらしさが戻ってきています。ペスタ ブンガラヤへの取り組みも始まりました。ますます学校が活気づく中、10月のスタートを迎えられることをうれしく思います。

 

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 9月15日(火)を振り返ります。

朝は小学部おはようタイムの時間、集会委員が各教室を訪問し、クイズを出題、皆で楽しむ姿が見られました。通常なら体育館に小学部全員が集まり、集会委員会の運営のもとレクリエーションを楽しむところですが、今はコロナ対策のため、それができません。児童会朝会も児童会役員が教室を訪問して、委員会の目標等を伝えるようにしています。様々な制限が課せられる中でも、「どうやったら実施できるだろう?できることは何だろう?」と工夫する子どもたちの前向きな姿勢に励まされます。

休み時間や下校時に手づくりのマレーシア国旗やペナン州旗をはためかせて歩く子どもたちがいたので、「素敵な旗だね」と声をかけると、「明日はマレーシアの誕生日だから!明日は、おめでとうと言います。」と、かわいらしい反応。そうです、9月16日はマレーシア・デイ、1963年9月16日にマレーシア連邦が結成されたのを祝う記念日です。ちなみに、私も1963年生まれ、偶然の縁を感じてしまいます。私も子どもたちに習って、日頃の感謝の気持ちをこめて「おめでとう」の言葉で、マレーシアの誕生日を心からお祝いいたしました。

小学部4年生以上で前期クラブ活動がスタートしました。「音楽」「リコーダー」「手芸」「なぞとき」「読書」「ぬり絵」「折り紙」「伝承遊び」「マンガ」の9つのクラブです。例年と違うのはSOPの規制で運動系がないことです。それでも、子どもたちは熱心に活動に取り組みます。久々に迫力ある和太鼓の音が聞こえて来ました。半年以上振りの懐かしい響きです。

さて、9月18日(金)放課後、教職員が運動場点検を行いました。SOPの改訂に伴い、様々な制限はあるものの運動的活動が可能になったことを踏まえ、9月21日(月)から体育の授業や外遊びがスタートします。体力向上、運動不足解消につながればと期待します。また一つ、学校に活気がよみがえりそうです。




 

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 快適なペナンの生活ですが、虫による害は心配の種です。先日も、近隣でデング熱の発症があり、放課後、校舎の消毒が行われました。

さて、ペナン日本人学校の一日は、教職員が各教室や廊下に蚊取り線香を設置するところから始まります。校長室も同様です。日本の学校にはない本校ならではの風景です。一日に相当な量の蚊取り線香を使用しますが、蚊取りリキッドも含めすべてフマキラー様からご寄贈いただいたものです。何年も前からお世話になっているとのことで、ありがたい限りです。

 9月2日(水)、3日(木)は健康診断、10日(木)、11日(金)は歯科検診が行われました。日本の学校では、年に1回、健康診断・歯科検診を行うこととなっており、結果に基づき、必要な場合はご家庭に治療の指示をさせていただいています。診断の結果を記録する健康診断票は、義務教育9年間の記録が記入される様式で、転学や中学校、高校等へ進学する際は、転学先・進学先の学校へ送付され、子どもたちの成長の様子や健康状態が新しい学校に引き継がれていくシステムです。

 本年度は、健康診断、歯科検診ともにひばりクリニック様にお世話になりました。特に歯科検診については、社会貢献の一環ということで、無料で診察していただきました。昨年度まで、一般財団法人海外法人医療基金JOMFにお世話になっていましたが、財団の活動が終了することになり、どうしたものかと思っていたところだったので、たいへんありがたかったです。歯科医師、看護師の方計3名がクアラルンプールから来てくださいました。お医者様は日本に留学して医学を学ばれたとのことで、日本語も堪能で願ったり叶ったりでした。検査の結果、全体的に歯のケアはよくできているとのこと、安心いたしました。

 子どもたちへの各方面からの様々な支援について、改めて感謝の気持ちで一杯です。




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 9月4日(金)の朝は最近ではめずらしく、激しい雨でした。スクールバスは校舎(ESL教室前)ぎりぎりに近づいて停車し、降車時は教員が傘をさし出して補助するものの、雨に濡れたり、足元が悪かったりで、子どもたちにとっては大変な一日のスタートでした。それでも元気よく「おはようございます!」と挨拶するたくましい姿に、大いに元気づけられました。

 中学部はその後、生徒会朝会でした。この日の生徒会朝会のオープニングでは、生徒会の役員の企画で、学校の再開が遅れ未実施のままだった「新入生を迎える会」のサプライズ企画があり、中学部1年生は花のアーチで迎えられ、歓迎の言葉があったり、サーシーと呼ばれるジュース(ローカルフードの飲料で独特の風味です。まだの方はぜひ一度お試しください。)での乾杯があったりと、心温まる時間となりました。中学部では、先週から「総合的な学習の時間」への取り組みが始まり、1年生と2・3年生の交流が深まっていると聞いています。ますます今後が楽しみです。

 さて、体育館で生徒会朝会が行われている頃、校舎に目をやると、小学部の廊下に降り込んでたまった雨水を、小学部児童会の会長・副会長の二人が溝や中庭に掃き出したり、モップで拭き取ったり熱心に作業する姿が見られました。ありがたいことです。その後も上級生の子どもたちが、休み時間ごとに作業を続けていました。「ありがとう」と労をねぎらうと、「当然のことです」といったりりしい反応で、ますます頼もしく感じました。

 子どもたちが自ら主体的に活動する姿は、実に素晴らしいものです。子どもたちの熱意に勝るものなし。激しい雨にもかかわらず、晴れ晴れとした思いで過ごした朝のひと時でした。



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 2学期が始まりました。なかなか学校再開の目処が立たなかった1学期のことを思うと、子どもたちと一緒に、当たり前のように2学期始業式を迎えることができたのは、本当にうれしいことです。子どもたちと一緒に過ごす一瞬一瞬に喜びを感じます。保護者の皆様、2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

ペナン日本人学校では、日頃のESLや英語の学習の成果を発揮する機会として、昨年度卒業式から儀式的行事で「児童生徒代表の言葉」を英語を交えて発表するようにしています。代表の子どもたちは、日本語の発表だけでもたいへんなのに、英文を考えたり、練習を繰り返したり、緊張したり、たいへんな苦労だと思われますが、2学期始業式においても立派にやり遂げました。発表後の満足した表情が、自信をつけたことを物語ります。発表を聞く側の子どもたちも、「あんなふうに話せたら良いなあ、自分もがんばろう」という思いを強くしているようで、頼もしく思います。

現在中庭では、生活科や理科の授業の一環で、たくさんの鉢を使って植物栽培を行っています。休校中に種を配付し、しばらくの間ご家庭でお世話いただいたものもあります。ヒマワリ(小学部3年生)はカタツムリに食べられてしまい再挑戦中です。やっと双葉が出てきたものをカバーで覆って、カタツムリから守っています。ホウセンカ(小学部3年生)、オクラ(小学部2年生)、アサガオ(小学部1年生)はすくすくと成長しています。休み時間になると子どもたちが中庭に集まり、友だちと声をかけあいながら、水をあげたり、雑草を抜いたり、観察したり、熱心にかかわる姿は、実に愛くるしく、ほほえましいものです。他にも、4年生は教室前でゴーヤを栽培し、6年生は亀の「ハナちゃん」を教室で飼育し、中学部は花壇でドリアンの木を育てています。ヘチマやジャガイモの栽培も始まり、今後は畑も活用します。実際に触れあいながら、植物や生き物と共に成長していくというのは何と素敵なことでしょう。ぬくもりを強く感じます。

子どもたちは登校の際、検温し手を消毒した後、教室に入ります。下校の際は手を消毒してバスに乗車します。下校時の消毒薬のスプレーが私の役割です。小学生も中学生も、両手をボウルのように広げて消毒薬を受け止める仕草は、かわいらしいの一言に尽きます。そして、多くの子どもたちが「さよなら」の挨拶とは別に、「お願いします」とか「ありがとうございます」と声をかけてきます。当たり前のことをしているだけなのに、幸せな気分に浸らせてくれます。言葉の力はすごいなあと感心すると同時に、自然に「お願いします」や「ありがとうございます」が言えるペナン日本人学校の子どもたちの素晴らしさに感激します。