校長室の窓



ペナン日本人学校ホームページ「校長室の窓」R2.12.24

 

2学期が終了します。コロナ禍のために、短かった夏休み、色々な制限、2度目の休校と山あり谷ありの日々でしたが、どのような状況にあってもベストを尽くし、輝き続けた子どもたちに心から拍手を送りたいと思います。日々の学校生活や学習活動、「ペスタ ブンガラヤ」などの学校行事、様々な場面で成長した姿を見ることができました。保護者の皆様や関係機関皆様のご協力・ご尽力のおかげと、教職員一同、心から感謝申しあげます。

12月18日(金)、小学部では「6年生にありがとうを伝える会」、中学部では「3年生壮行会」が行われました。受験等で12月下旬から帰国が始まりますが、隔離措置のため、卒業式への参加が困難な児童生徒が多いことから、この時期の開催となりました。中学部3年生には、日本人会からの合格祈願の品の贈呈もありました。PJSを象徴するような温かいぬくもりに包まれた素晴らしい会でした。卒業を前に大きな励みになったことでしょう。

また、12月11日(金)には、卒業生の保護者を代表して、小学部6年、中学部3年の学級委員の方が来校。卒業記念品として学校に金一封をいただきました。ありがとうございました。有効に活用させていただきます。

さて、本日の終業式には通知表をお届けしました。通知表には、2学期の頑張りが、評価・評定や所見(文章)で示されています。ぜひ、ご家族そろって通知表をご覧いただき、笑顔で「よく、がんばったね。」という言葉を添えていただけたらと思います。何よりものねぎらい、喜びとなり、3学期に向けての励みとなるでしょう。

新型コロナ感染が終息に向かい、新年が皆様にとりまして一段と素晴らしい1年となりますよう、お祈り申し上げます。どうぞ、よい年をお迎えください。3学期始業式での子どもたちとの再会を、今から楽しみにしています。

 





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 学校が再々開して1週間、子どもたちあっての学校であることを痛感する日々です。

 12月7日(月)は紹介式から始まりました。11月の休校中に中学部に1名、小学部に2名の子どもたちが編入し、すでにリモート授業にも参加していましたが、記念すべき初登校日です。コロナ禍のため放送ではありましたが、全校児童生徒に向けて自己紹介し、新しい一歩を踏み出しました。終了後は校長室で待機、迎えに来てくれたクラスの友だちと一緒に教室へと向かいました。私たち大人もそうですが、慣れない異国の地での生活が始まる中、何より心強いのは同じ境遇にある仲間たちの存在です。

 小学部の教室から「赤鼻のトナカイ」の歌声が聞こえて来ました。教室をのぞくと、楽しそうに歌う子どもたちの姿。学校に季節感がよみがえります。コロナ禍でつらい思いをすることが多かった1年だけに、子どもたちのもとへ無事サンタさんが来てくれることを祈らずにはいられません。雪なし、寒さなしの常夏の国ですが、私自身、この年になっても、やっぱりクリスマスは楽しみです。ささやかですが家の中を飾りました。イヴには普段とは違った食事でも取ろうかなあと、心がはずみます。

 12月12日は(土)は、12月2日(水)の学生の部に引き続き、日本語スピーチコンテスト一般の部に審査員として参加させていただきました。一般の部は、各自で自由にテーマを設定し、調査や研究をもとに事前に準備したプレゼン資料を提示しながら、制限時間8分でスピーチを行うものでした。故郷の紹介、コウモリの生態、健康、恋愛、幸せ、命の大切さ、日本のアニメ、親の思いについてなど、バラエティに富んだ内容を流暢な日本語で、審査員の心情に強く訴えてきました。前回の学生の部でも思ったことですが、日本人学校の子どもたちに聞かせることができないのが残念です。英語やマレー語の学習に大きな刺激となることはまちがいありません。

 先週、保健委員会の子どもたちが、朝の活動の時間に小学部各教室を訪れ、「あわあわ手あらいのうた」を紹介し、手洗いの正しい方法を広めました。今朝は生徒指導の担当教員が、ソーシャルディスタンスの徹底等について放送で呼びかけました。全国的な条件付き活動制限令CMCOは解除になったものの、新型コロナの新規感染者は1日1,000人超のペースで増え続けています。国によってはワクチンの接種が始まったというニュースを聞きますが、まだまだ先は長そうです。


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 11月9日(月)の条件付き活動制限令CMCOの発令、そして休校開始から1か月が経とうとしています。学校再開は1月20日以降とのニュースが流れたこともありましたが、11月13日(金)に教育省が「インターナショナルスクールや駐在員学校(日本人学校が該当)は、CMCOの解除とともに学校再開が可能である」と発表してからは、ひたすらCMCOの解除を願う日々でした。そして、当初の予定通り12月6日(日)にCMCO最終日を迎え、本日より学校が再開できたことを心からうれしく思います。安堵いたしました。昨晩は、再び子どもたちと一緒に生活できると思うと、遠足の前夜を過ごす子どもに戻ったような気分で、心が躍って仕方ありませんでした。

しかし、新型コロナは世界各地で変わらず猛威をふるっており、日本も感染者が累計で15万人を超え、最近は重症者の増加が一層深刻です。ペナンも、決して安心できる状況ではありません。引き続き、安全対策には十分努めてまいります。保護者の皆様にも、ご協力よろしくお願いいたします。

さて、12月2日(水)、私は在ペナン日本国総領事館、国際交流基金、ペナン日本人会及びUSM日本文化センター共催の日本語スピーチコンテスト学生(中高校生)の部に審査委員として参加させていただきました。今年は新型コロナ感染対策のためリモート開催でした。出場者は14名、スピーチのテーマは「家族」「友だち」「趣味」「スポーツ」「」学校・先生」の5つの中からくじ引きで決め、10分間の準備時間を経て、スピーチを行いました。日頃から日本語を勉強している学生たちではありますが、助詞の使い方などに細かい誤りはあるものの、驚くほど日本語が上手です。わずか10分の準備で原稿なしにもかかわらず、見事なスピーチでした。何より感動したのは、彼らが緊張の中にあっても、身振り手振りを交えながら、とても楽しそうに日本語を話すことです。自分の思いを日本語で何とか相手に伝えたい、そんな純粋な思いが全員から伝わってきました。学生時代、一度として英語の勉強を楽しいと思ったことがない私としては、あの頃彼らに出会っていればと、残念な思いですが、すべては後の祭りです。語学の学習に何が必要か、大切な基本を彼らに教わったような気がします。貴重な経験でした。 





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  11月7日(土)午後、一部の州を除くマレーシア全土に11月9日(月)から条件付き活動制限令が発令されるとのニュースが駆け巡りました。その後、学校閉鎖について当面の予定等をお知らせし、翌日の8日(日)には教材や課題プリントの受け取りのために、保護者の方に来校していただきました。
 新派遣の教員が着任し、学習発表会「ペスタ ブンガラヤ」も何とか開催ができた矢先のことでした。残念です。一日も早い感染の収束を祈るとともに、学校は12日(木)から始まるリモート学習(授業動画やLive授業の配信)に力を注ぎます。
 次の文章は、11月9日(月)にUPする予定で作成していた幻の原稿です。11月6日(金)時点での私の思いと理解し、お読み読いただけると幸いです。

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 玄関付近の掲示板には、「ペスタ ブンガラヤ」を振り返っての子どもたちの思いを綴った掲示物が飾られています。素直で純真な思いに触れ、心が癒やされます。

 さて、恐れていたことではありますが、ペナン島の一部にも条件付き活動制限令CMCOが発令(11月7日~19日までの予定)されました。幸い、ペナン日本人学校は該当のエリアには含まれておらず、子どもたちはいつも通り登校できていますが、危機感が募ります。「少しぐらいのことは我慢するから、休校だけは勘弁して欲しい」と、ついつい思ってしまいます。

 11月4日(火)、SOPのことや新派遣の教員がそろっていないことから延期していた学級写真を撮影しました。式服に身を包んで、背筋をピンと伸ばした姿はりりしく、成長を感じずにはいられません。けれど、もちろん前後左右の間隔を十分とっての撮影となり、思った以上に一人ひとりの顔が小さく、例年とはずいぶん違った仕上がりです。一方で、この日を待たずに帰国したり、他の学校へ転出したり、一時帰国したままペナンに戻って来ることができなかったり、一緒に写ることが出来なかった子どもたちのことが頭をよぎります。それぞれの場所で元気に過ごしていることを祈りつつ、カメラのレンズに視線を合わせました。

いつの日か、この写真を眺めながら、「この年は、コロナでたいへんだったなあ。」と思い出を語る日が来ることでしょう。仲間や先生たちと一緒に色々なことを我慢したり、力を合わせたり。たいへんな試練を乗り越えた思い出は、やがて離ればなれになったとしても、いつまでも子どもたちを勇気づけてくれることと思います。

今年も市場で柿を買って食べました。石焼き芋とはいきませんが、さつまいもをレンジでチーン。ささやかですが、甘くて美味しい秋の味覚を楽しみました。そういえば、4年生が育てているゴーヤの実も美しい橙色に色づいてきました。秋を見つけることは、やっぱり楽しいです。

先週は、児童会、生徒会後期役員の任命式がありました。後期クラブ活動も開始間近です。一年の折り返しを過ぎ、後半戦へ突入です。




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 新型コロナの感染拡大により、開催が危ぶまれた第29回「ペスタ ブンガラヤ」ですが、今年も無事開催できたことを心からうれしく思います。子どもたちは、本当によくがんばりました。素晴らしい「ペスタ ブンガラヤ」でした。ソーシャルディスタンスを守るなどといった様々な制限があったり、新派遣の教員が着任できていなかったりと、厳しい状況の中で準備や練習がスタートしましたが、くじけることなく、友だちや先生たちと声をかけ合い、生き生きと活動する姿を見て、とても頼もしかったです。「考える子」「がんばる子」「やさしい子」「協力する子」、色々な場面で子どもたちがキラキラと輝く姿を見ることができました。

そして本番、最高のできでした。一つひとつの動きやセリフ、歌声や演奏に心を打たれました。それぞれの学年が、自分たちの持ち味を思う存分に発揮しました。「届けようPJSのかがやきを~笑顔の花で世界に光を~」のスローガンが見事に達成されたことを、心から喜び拍手を贈りたいと思います。子どもたちは、我々教職員はもちろん、ペナン日本人学校にかかわる全ての人たちの自慢であり、誇りです。

保護者の皆様には、教育省の方針で来校が制限され、オンラインによるLIVE配信となりましたが、お子様の頑張りは十分伝わったことと思います。お家でも練習や準備で、たいへんお世話になりました。おかげさまで、練習を重ねる度に見違えるような進歩を遂げました。このような素晴らしいお子様たちと、毎日一緒に生活できることを幸せに思い、心から感謝申しあげます。

10月下旬になって、再び運動を伴う活動や授業が禁止となりましたが、子どもたちが活気を失うことはありません。前向きな姿にいつも元気づけられています。



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 10月21日(水)の午後、マレーシア政府教育省から「コロナウィルス感染拡大への対応で、学校再開当時のSOPに戻す」との通達がありました。具体的には、運動を伴う体育の授業や体育朝会、外遊びなどができなくなったり、保護者の方の来校が原則禁止(個別の用事なら可)になったりです。休み時間になると「消毒をお願いします」の声とともに賑わっていた体育倉庫周辺も静まり返り、消毒係の私としては手持ち無沙汰です。運動場も殺風景な感じです。残念ですが、仕方ありません。安全対策に努め、コロナの終息を祈るばかりです。

 10月24日(土)は2度目の土曜授業日でした。中庭では、朝の活動の時間に子どもたちが「オクラ」の実を収穫しています。裏の花壇では、ホウセンカの種の収穫。実をつまんだ指に力を入れるとたくさんの種がはじけ出てきます。「校長先生もやってみてください」と声をかけてくれるので、私も子どもの頃を思い出しながら種の収穫を楽しみました。少しだけ秋を感じました。念願のヒマワリも小ぶりですがかわいい黄色の花を咲かせています。足元には、10~15㎝ほどの高さに成長したオクラの苗があちらこちらに顔を出しています。収穫した種から、早くも新しい生命が誕生しているようです。そうそう、4年生のゴーヤもついに実をつけました。できたてほやほやという感じで、つやつやとした薄い黄緑色の小さな二つの実がとても愛おしいです。それにしても、植物と戯れる子どもたちの姿を見るのは、何とも言えない楽しい時間です。心が洗われるような気分です。

 不自由な毎日が続きますが、輝きを失うことなく学校生活を楽しむ子どもたちの前向きな姿に、元気づけられています。


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 10月15日午前0時から、10月12日に141名もの新型コロナウイルスの感染者が確認されたペナン州東北部プンジャラ通りに所在するルマン刑務所及び同刑務所部局用官舎に対して、強化された活動制限令(EMCO)が実施されています。学校から近い(約1.2㎞)こともあり、ペナン日本人学校への影響が心配されましたが、刑務所周辺の一部の道路が閉鎖された程度で、現段階では大きな影響は出ていません。しかし、油断は禁物。引き続き安全対策に努めていきたいと思います。

さて、このような厳しい状況の中ですが、10月16日(金)の朝、子どもたちはもちろんペナン日本人学校にかかわるすべての人々が待ちに待った新派遣教員3名の着任式が行われました。入国許可証やビザの発給に気の遠くなるような時間を要し、やっと出発、そしてマレーシア入国。クアラルンプールでの2週間の隔離期間を経て、さあペナンへという時になってクアラルンプールに条件付き活動制限令(CMCO)が発令されるなど、苦難の連続でしたが、やっとこの日を迎えることができました。感染防止対策のため放送による着任式となりましたが、着任者の紹介、心のこもった児童生徒代表の歓迎の言葉、着任者からのあいさつ、校歌合唱が行われました。校歌合唱では、各教室から聞こえてくる大きな歌声が、新派遣教員を一層元気づけたことと思います。私自身も昨年4月の着任式での感動がよみがえりました。その後、新派遣教員は担任する教室へと向かいました。教室が美しく飾られたり、花のアーチの出迎えがあったり。そして大きな拍手、子どもたちの温かい出迎えは一生忘れられないものになったにちがいありません。勉強を教えてもらったり、話をしたり、時には相談にのってもらったり、外遊びやレクリエーション、「ペスタ ブンガラヤ」の練習などなど。思う存分一緒に過ごす時間を楽しんでくれたらと思います。

最後に、今回の派遣にかかわり、ご尽力いただいた文部科学省国際教育課、在マレーシア日本国大使館、日本国総領事館等、関係機関の皆様に心からお礼申しあげます。


 

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 10月に入って、マレーシア国内ではコロナウィルスの1日の新規感染者数が過去最高を記録するなど激増、一部の州や地域では条件付き活動制限令CMCOが発令されています。心配が尽きません。

 昨晩11日(日)、今週末こそはと思いつつ散髪に行くのを忘れていたことに気付き慌てて外出したところ、午後7時を過ぎていたにもかかわらずお店は営業中、無事散髪完了となりました。カットだけですが、代金は10リンギット、日本円で260円ほどです。そして今朝の登校時、小学生、中学生問わず、何人もの子どもたちが「校長先生、髪切りましたね。」と声をかけてくれます。「ぼくと同じです。」と、帽子を取って散髪したての頭を見せてくれる子どももいました。たかが散髪、されど散髪。幾つになっても自分に関心をもってもらえるのはうれしいことです。「すっきりしたよ」と答えながら、「昨日、散髪に行っておいて良かった。」と心の中で小さくガッツポーズ、爽やかな朝が一層楽しい朝となりました。

 2時間目、6年生の授業(新派遣の先生の代わり)に行くと、いつもとは違った風景。全員が靴を脱いだ状態で、ソックスのまま生活しています。ペナン日本人学校は、上下足の区別がなかったはずですが、自分だけ土足で教室の床に立っていることに罪の意識を感じ、子どもたちに理由を尋ねると、みんなニコニコしながら、「今日は3、4時間目の家庭科でソックスの洗濯実習があるんです。だからこれでいいんです。」との回答、洗濯実習が楽しみでしょうがないという表情に一気に心が和みました。いつも子どもたちから教えられることですが、学ぶことは本当に楽しいことなんだなあと改めて思いました。

 さて、隔離期間を終え、新派遣の教員が16日(金)から出勤となります。新派遣の教員はもちろん、子どもたちや保護者の皆様、教職員の誰もが一日千秋の思いで待ちわびた着任です。

 

ペナン日本人学校ホームページ「校長室の窓」R2.10.5

 10月5日はペナン日本人学校の開校記念日です。今から46年前の1974年(昭和49年)のこの日、ペナン州知事の開校宣言によって開校式が盛大に挙行されました。安心して日本と同じ教育を受けられる学校があるということで、開校を契機に日系企業の進出も増加したと聞いています。今日に至るまでの多くの方々のたゆまぬ努力と、日本人学校を受け入れ支援してくださるペナンの人々の温かさに深く敬意を表します。そして、ペナン日本人学校で働けることを感謝し、一層の発展に力を尽くしていきたいと改めて決意いたします。

今朝の朝礼では、子どもたちに次のような話をいたしました。

おはようございます、スラマパギ。 

今日は10月5日です。10月5日は何の日でしょうか?そうです、10月5日は、ペナン日本人学校の開校記念日です。学校のお誕生日です。ペナン日本人学校は、1974年10月5日に、正式にペナン州の学校として認められ、スタートしました。今日で46歳になりました。校長先生は1974年には小学校5年生でしたが、みなさんはもちろん、ここにいらっしゃる先生方の多くが、まだ生まれていない頃のお話です。学校ができたときは中学部はなく、小学部だけで全校児童数14人、先生もたった2人だったそうです。日本から遠く離れた異国の地に日本の学校をつくるのは、大変な苦労だったはずです。それでも、ペナンで生活する日本の子どもたちに日本と同じ教育を受けさせたいという強い願いで学校がつくられました。学校ができた3年後には中学部がつくられ、それから子どもたちの数も増え、たくさんの子どもたちがこの学校で学び、巣立っていきました。

今日はみなさんに二つお願いがあります。

一つ目、「ペナン日本人学校46回目のお誕生日おめでとう、学校をつくってくださった方々ありがとう」と、感謝の気持ちを持って今日一日を過ごしてください。

二つ目、今年で第29回目となる、ペナン日本人学校の伝統行事「ペスタ ブンガラヤ」に向けての取組が始まりました。コロナ対策のため開催できるかどうか心配しましたが、何とか開催できそうです。素敵なスローガンも決まりました。スローガンは「届けようPJSのかがやきを~笑顔の花で世界に光を~」です。コロナ対策のため例年とは違った開催の仕方になりますが、学校をつくってくださった方や学校にかかわってきてくださった方々、たくさんの先輩方への感謝の気持ちをこめて、ペナン日本人学校の伝統である「ペスタ ブンガラヤ」、心と力を合わせてがんばってください。

応援しています。

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10月がスタートしました。1年の折り返しに立ちました。

教育局からのSOPの改訂に伴い、9月21日(月)から、体育の授業や運動的な活動、外遊びが再開しました。もちろん、手や用具の消毒、ソーシャルディスタンスには十分注意してのことです。待っていましたとばかりに、水を得た魚のように生き生きと活動する子どもたちの姿に大きな喜びを感じます。長い間眠っていたボールやフラフープ、竹馬、一輪車、縄跳び用のジャンピングボードは一気に大活躍です。教員は用具を貸し出す度に消毒や竹馬の高さの調整など大忙しですが、子どもたちの喜ぶ顔を見ると、できることは何でもしてあげたいと思ってしまいます。また、ある日のこと、つらそうに歩く中学生に声をかけると、「筋肉痛です。」との答え。どうやら中学部伝統の「ソーラン節」の練習の結果だったようです。怪我でなくて良かったと安心する一方で、ほほえましい気持ちになりました。体力向上、運動不足解消にさっそく効果が出ています。

 同時に、清掃活動も再開しました。日本の学校では、子どもたちが自分たちで清掃を行うのは当たり前のことですが、多くの国では違います。このペナンでも現地校を訪問した際、日本人学校の清掃活動のことを話したところ、生徒たちは「ありえない。」という表情で驚いていました。自分たちが使った場所を、仲間と分担して一緒にきれいにするという清掃活動は、日本の教育の素晴らしさの一つです。黙々と清掃に励むペナン日本人学校の子どもたちを見ていると、とても誇らしい気持ちになります。

さて、今学校では「アサガオ」「オクラ」「ホウセンカ」「ゴーヤ」が、見事に花を咲かせています。中でも「オクラ」には、すでに立派な実が実っています。丹精込めて世話をしてきた子どもたちの努力のたまものです。子どもたちは、観察やお世話を通して、植物と一緒に見事な成長を遂げています。

一つずつ一つずつ、PJSらしさが戻ってきています。ペスタ ブンガラヤへの取り組みも始まりました。ますます学校が活気づく中、10月のスタートを迎えられることをうれしく思います。

 

ペナン日本人学校ホームページ「校長室の窓」R2.9.19

 

 9月15日(火)を振り返ります。

朝は小学部おはようタイムの時間、集会委員が各教室を訪問し、クイズを出題、皆で楽しむ姿が見られました。通常なら体育館に小学部全員が集まり、集会委員会の運営のもとレクリエーションを楽しむところですが、今はコロナ対策のため、それができません。児童会朝会も児童会役員が教室を訪問して、委員会の目標等を伝えるようにしています。様々な制限が課せられる中でも、「どうやったら実施できるだろう?できることは何だろう?」と工夫する子どもたちの前向きな姿勢に励まされます。

休み時間や下校時に手づくりのマレーシア国旗やペナン州旗をはためかせて歩く子どもたちがいたので、「素敵な旗だね」と声をかけると、「明日はマレーシアの誕生日だから!明日は、おめでとうと言います。」と、かわいらしい反応。そうです、9月16日はマレーシア・デイ、1963年9月16日にマレーシア連邦が結成されたのを祝う記念日です。ちなみに、私も1963年生まれ、偶然の縁を感じてしまいます。私も子どもたちに習って、日頃の感謝の気持ちをこめて「おめでとう」の言葉で、マレーシアの誕生日を心からお祝いいたしました。

小学部4年生以上で前期クラブ活動がスタートしました。「音楽」「リコーダー」「手芸」「なぞとき」「読書」「ぬり絵」「折り紙」「伝承遊び」「マンガ」の9つのクラブです。例年と違うのはSOPの規制で運動系がないことです。それでも、子どもたちは熱心に活動に取り組みます。久々に迫力ある和太鼓の音が聞こえて来ました。半年以上振りの懐かしい響きです。

さて、9月18日(金)放課後、教職員が運動場点検を行いました。SOPの改訂に伴い、様々な制限はあるものの運動的活動が可能になったことを踏まえ、9月21日(月)から体育の授業や外遊びがスタートします。体力向上、運動不足解消につながればと期待します。また一つ、学校に活気がよみがえりそうです。




 

ペナン日本人学校ホームページ「校長室の窓」R2.9.14

 

 快適なペナンの生活ですが、虫による害は心配の種です。先日も、近隣でデング熱の発症があり、放課後、校舎の消毒が行われました。

さて、ペナン日本人学校の一日は、教職員が各教室や廊下に蚊取り線香を設置するところから始まります。校長室も同様です。日本の学校にはない本校ならではの風景です。一日に相当な量の蚊取り線香を使用しますが、蚊取りリキッドも含めすべてフマキラー様からご寄贈いただいたものです。何年も前からお世話になっているとのことで、ありがたい限りです。

 9月2日(水)、3日(木)は健康診断、10日(木)、11日(金)は歯科検診が行われました。日本の学校では、年に1回、健康診断・歯科検診を行うこととなっており、結果に基づき、必要な場合はご家庭に治療の指示をさせていただいています。診断の結果を記録する健康診断票は、義務教育9年間の記録が記入される様式で、転学や中学校、高校等へ進学する際は、転学先・進学先の学校へ送付され、子どもたちの成長の様子や健康状態が新しい学校に引き継がれていくシステムです。

 本年度は、健康診断、歯科検診ともにひばりクリニック様にお世話になりました。特に歯科検診については、社会貢献の一環ということで、無料で診察していただきました。昨年度まで、一般財団法人海外法人医療基金JOMFにお世話になっていましたが、財団の活動が終了することになり、どうしたものかと思っていたところだったので、たいへんありがたかったです。歯科医師、看護師の方計3名がクアラルンプールから来てくださいました。お医者様は日本に留学して医学を学ばれたとのことで、日本語も堪能で願ったり叶ったりでした。検査の結果、全体的に歯のケアはよくできているとのこと、安心いたしました。

 子どもたちへの各方面からの様々な支援について、改めて感謝の気持ちで一杯です。




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 9月4日(金)の朝は最近ではめずらしく、激しい雨でした。スクールバスは校舎(ESL教室前)ぎりぎりに近づいて停車し、降車時は教員が傘をさし出して補助するものの、雨に濡れたり、足元が悪かったりで、子どもたちにとっては大変な一日のスタートでした。それでも元気よく「おはようございます!」と挨拶するたくましい姿に、大いに元気づけられました。

 中学部はその後、生徒会朝会でした。この日の生徒会朝会のオープニングでは、生徒会の役員の企画で、学校の再開が遅れ未実施のままだった「新入生を迎える会」のサプライズ企画があり、中学部1年生は花のアーチで迎えられ、歓迎の言葉があったり、サーシーと呼ばれるジュース(ローカルフードの飲料で独特の風味です。まだの方はぜひ一度お試しください。)での乾杯があったりと、心温まる時間となりました。中学部では、先週から「総合的な学習の時間」への取り組みが始まり、1年生と2・3年生の交流が深まっていると聞いています。ますます今後が楽しみです。

 さて、体育館で生徒会朝会が行われている頃、校舎に目をやると、小学部の廊下に降り込んでたまった雨水を、小学部児童会の会長・副会長の二人が溝や中庭に掃き出したり、モップで拭き取ったり熱心に作業する姿が見られました。ありがたいことです。その後も上級生の子どもたちが、休み時間ごとに作業を続けていました。「ありがとう」と労をねぎらうと、「当然のことです」といったりりしい反応で、ますます頼もしく感じました。

 子どもたちが自ら主体的に活動する姿は、実に素晴らしいものです。子どもたちの熱意に勝るものなし。激しい雨にもかかわらず、晴れ晴れとした思いで過ごした朝のひと時でした。



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 2学期が始まりました。なかなか学校再開の目処が立たなかった1学期のことを思うと、子どもたちと一緒に、当たり前のように2学期始業式を迎えることができたのは、本当にうれしいことです。子どもたちと一緒に過ごす一瞬一瞬に喜びを感じます。保護者の皆様、2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

ペナン日本人学校では、日頃のESLや英語の学習の成果を発揮する機会として、昨年度卒業式から儀式的行事で「児童生徒代表の言葉」を英語を交えて発表するようにしています。代表の子どもたちは、日本語の発表だけでもたいへんなのに、英文を考えたり、練習を繰り返したり、緊張したり、たいへんな苦労だと思われますが、2学期始業式においても立派にやり遂げました。発表後の満足した表情が、自信をつけたことを物語ります。発表を聞く側の子どもたちも、「あんなふうに話せたら良いなあ、自分もがんばろう」という思いを強くしているようで、頼もしく思います。

現在中庭では、生活科や理科の授業の一環で、たくさんの鉢を使って植物栽培を行っています。休校中に種を配付し、しばらくの間ご家庭でお世話いただいたものもあります。ヒマワリ(小学部3年生)はカタツムリに食べられてしまい再挑戦中です。やっと双葉が出てきたものをカバーで覆って、カタツムリから守っています。ホウセンカ(小学部3年生)、オクラ(小学部2年生)、アサガオ(小学部1年生)はすくすくと成長しています。休み時間になると子どもたちが中庭に集まり、友だちと声をかけあいながら、水をあげたり、雑草を抜いたり、観察したり、熱心にかかわる姿は、実に愛くるしく、ほほえましいものです。他にも、4年生は教室前でゴーヤを栽培し、6年生は亀の「ハナちゃん」を教室で飼育し、中学部は花壇でドリアンの木を育てています。ヘチマやジャガイモの栽培も始まり、今後は畑も活用します。実際に触れあいながら、植物や生き物と共に成長していくというのは何と素敵なことでしょう。ぬくもりを強く感じます。

子どもたちは登校の際、検温し手を消毒した後、教室に入ります。下校の際は手を消毒してバスに乗車します。下校時の消毒薬のスプレーが私の役割です。小学生も中学生も、両手をボウルのように広げて消毒薬を受け止める仕草は、かわいらしいの一言に尽きます。そして、多くの子どもたちが「さよなら」の挨拶とは別に、「お願いします」とか「ありがとうございます」と声をかけてきます。当たり前のことをしているだけなのに、幸せな気分に浸らせてくれます。言葉の力はすごいなあと感心すると同時に、自然に「お願いします」や「ありがとうございます」が言えるペナン日本人学校の子どもたちの素晴らしさに感激します。