校長室の窓ブログ

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 9月4日(金)の朝は最近ではめずらしく、激しい雨でした。スクールバスは校舎(ESL教室前)ぎりぎりに近づいて停車し、降車時は教員が傘をさし出して補助するものの、雨に濡れたり、足元が悪かったりで、子どもたちにとっては大変な一日のスタートでした。それでも元気よく「おはようございます!」と挨拶するたくましい姿に、大いに元気づけられました。

 中学部はその後、生徒会朝会でした。この日の生徒会朝会のオープニングでは、生徒会の役員の企画で、学校の再開が遅れ未実施のままだった「新入生を迎える会」のサプライズ企画があり、中学部1年生は花のアーチで迎えられ、歓迎の言葉があったり、サーシーと呼ばれるジュース(ローカルフードの飲料で独特の風味です。まだの方はぜひ一度お試しください。)での乾杯があったりと、心温まる時間となりました。中学部では、先週から「総合的な学習の時間」への取り組みが始まり、1年生と2・3年生の交流が深まっていると聞いています。ますます今後が楽しみです。

 さて、体育館で生徒会朝会が行われている頃、校舎に目をやると、小学部の廊下に降り込んでたまった雨水を、小学部児童会の会長・副会長の二人が溝や中庭に掃き出したり、モップで拭き取ったり熱心に作業する姿が見られました。ありがたいことです。その後も上級生の子どもたちが、休み時間ごとに作業を続けていました。「ありがとう」と労をねぎらうと、「当然のことです」といったりりしい反応で、ますます頼もしく感じました。

 子どもたちが自ら主体的に活動する姿は、実に素晴らしいものです。子どもたちの熱意に勝るものなし。激しい雨にもかかわらず、晴れ晴れとした思いで過ごした朝のひと時でした。



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 2学期が始まりました。なかなか学校再開の目処が立たなかった1学期のことを思うと、子どもたちと一緒に、当たり前のように2学期始業式を迎えることができたのは、本当にうれしいことです。子どもたちと一緒に過ごす一瞬一瞬に喜びを感じます。保護者の皆様、2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

ペナン日本人学校では、日頃のESLや英語の学習の成果を発揮する機会として、昨年度卒業式から儀式的行事で「児童生徒代表の言葉」を英語を交えて発表するようにしています。代表の子どもたちは、日本語の発表だけでもたいへんなのに、英文を考えたり、練習を繰り返したり、緊張したり、たいへんな苦労だと思われますが、2学期始業式においても立派にやり遂げました。発表後の満足した表情が、自信をつけたことを物語ります。発表を聞く側の子どもたちも、「あんなふうに話せたら良いなあ、自分もがんばろう」という思いを強くしているようで、頼もしく思います。

現在中庭では、生活科や理科の授業の一環で、たくさんの鉢を使って植物栽培を行っています。休校中に種を配付し、しばらくの間ご家庭でお世話いただいたものもあります。ヒマワリ(小学部3年生)はカタツムリに食べられてしまい再挑戦中です。やっと双葉が出てきたものをカバーで覆って、カタツムリから守っています。ホウセンカ(小学部3年生)、オクラ(小学部2年生)、アサガオ(小学部1年生)はすくすくと成長しています。休み時間になると子どもたちが中庭に集まり、友だちと声をかけあいながら、水をあげたり、雑草を抜いたり、観察したり、熱心にかかわる姿は、実に愛くるしく、ほほえましいものです。他にも、4年生は教室前でゴーヤを栽培し、6年生は亀の「ハナちゃん」を教室で飼育し、中学部は花壇でドリアンの木を育てています。ヘチマやジャガイモの栽培も始まり、今後は畑も活用します。実際に触れあいながら、植物や生き物と共に成長していくというのは何と素敵なことでしょう。ぬくもりを強く感じます。

子どもたちは登校の際、検温し手を消毒した後、教室に入ります。下校の際は手を消毒してバスに乗車します。下校時の消毒薬のスプレーが私の役割です。小学生も中学生も、両手をボウルのように広げて消毒薬を受け止める仕草は、かわいらしいの一言に尽きます。そして、多くの子どもたちが「さよなら」の挨拶とは別に、「お願いします」とか「ありがとうございます」と声をかけてきます。当たり前のことをしているだけなのに、幸せな気分に浸らせてくれます。言葉の力はすごいなあと感心すると同時に、自然に「お願いします」や「ありがとうございます」が言えるペナン日本人学校の子どもたちの素晴らしさに感激します。