7月29日   「いよいよ夏休みです」 -七夕の願いを胸に-
【小学部3年生の七夕の短冊から】
おとなになってちゃんと会社に行けますように(RYUKI君)
シェフになれますように(SERINAさん)
ソフトボールでホームランを打ちたいです(RYOGA君)
みんなを守るヒーローになれますように(TATSUKI君)
将棋のプロ棋士になれますように(ATSUSHI君)
友だちがずっと友だちでいられますように(YUKAさん)
せんそうがありませんように(KOUSHI君)
みんながけんこうでいられますように(MAAYAさん)
きゅうきゅうきゅうめいしになれますように(AOIさん)
めちゃくちゃ頭がよくなりますように、なるべく早く(YOSHIHIRO君)
ピアノのばんそうが妹の曲と合わせてひけるようになりたいです(MIHARUさん)

 上記の願い事は、小学部3年生が七夕集会の笹の葉に結びつけた短冊の中から抜粋しています。小学部3年生のイメージ通りの可愛い願い事から、将来の夢、更には世界平和を願う短冊まで、その思いを垣間見れて嬉しく思いました。
 これを紹介しながら、本日、一学期の終業式での話をしました。それぞれの願いが持続するように、そしてその願い達成へ向けた努力をするようにと話をしました。
 私事で大変恐縮ですが、広島にいる孫娘(5歳)の話です。保育園に通っています。逆上がりを毎日練習していたのですが、なかなか出来ません。願い事は「鉄棒の逆上がりが出来ますように」でした。それが親の「一番低い鉄棒でやってみたら」というアドバイスでやってみると、成功したということです。逆上がりはお腹が鉄棒に付かないことには出来ませんからね。すると二日後には高い鉄棒でも出来るようになったということです。目的を持ってコツコツと努力し、ちょっとしたアドバイスで成功体験をする。人生はこの繰り返しですね。

 一学期が修了しました。五七五に頑張った一学期。「かがやき」を目指して歩んだ一学期。さあ、どんな二学期が待っているでしょうか。学校を離れてしか味わえない楽しい夏休みをお過ごし下さい。
 『夏休みが、一人一人の願い達成への一歩になりますように』
 私の願いです。 二学期、8/29の始業式、元気な笑顔に出会えるのを待っています。   
7月20日 「ういてまて教室」-今年もまた木村先生をお迎えして-
 今年もまたはるばると日本から木村先生が来てくださいました。自腹を切ってペナン日本人学校の皆に着衣水泳の指導に来られました。仕事場には年休を届けて、来てくださいました。何故、こんなにまでして来てくださるのでしょうか。去年、ペナン日本人学校の皆が一生懸命学習したので、「来年もまた来ますと言ったから来ました。」と仰っていましたが、それもあるでしょう。しかし、木村先生と行動を共にしていると、先生の大きな志に気づかされます。木村先生は、日本水難学会事務局長であり赤穂市消防本部の消防士さんでもあります。一人でも多くの人命を災害から救いたいとの思いを胸に抱いておられます。また、その使命を世界中に広げようという思いで溢れていらっしゃいます。今回のういてまて教室では、昨年、東南アジアから志のある人達を集めての研修会を修了した教え子達が指導に駆けつけてくれました。その中には世界遺産のシティホールで仕事をしておられる方もいらっしゃいました。木村先生の願いは着実にこのペナンでも息づき始めています。木村先生有り難うございました。お元気でご活躍下さい。遥かペナンから可愛い教え子達と一緒に応援しています。
 次は、一学期最後の作品です。紙面の都合で少量の紹介をお許しください。 【小3】
夏休み とうとう日本に 帰れるぞ (ATSUSHI君)
あああつい 冷たいキュウリ おいしいな(AZUMA君)
夏の森 虫いっぱいの まつりかな (TATSUKI君)
【小4】
家出ると 星のかけらが 空をまう(RIICHI君)
流れ星 ねがうスピード きそいあう(MIHIROさん)
ホタルの火 とびちる夜空に 花火の火(SEIICHIRO君)
【小5】
森の中 隠密忍者 オラウータン(HARUKI君)
ジュエルのよう 自然が光る 山の中(TSUBASA君)
木と親友 友達いっぱい オラウータン(YUIさん)
【小6】
サル達の す早い木のぼり 運動会(HARUKAさん)
おそるべし 夏が終わらん マレーシア(YUTO君)
ガスもれか? キッチン行くと ドリアンだ(AYAさん)
【付録 小4 夏特集】
夏の雨 ほんのりさます やけた道(YUIさん)
朝の雲 丸いトマトに 照らされる(RIICHI君)
ふうりんの 音色がひやす なつのかぜ(YUSUKE君)
7月13日   「移動教室と修学旅行」 -クチン- -KL・マラッカ-
[PJSの五七五]
木と親友 友達いっぱい オラウータン (小5 YUIさん)
ジェルのよう 自然が光る 山の道   (小5 TSUBASA君)
船の横 雨と海水 大合唱       (小5 SEIMEI君)
船に乗り ゴロゴロザーザー スコールが(小5 KAZUYA君)
 ※ 6月の終わりに移動教室(小学部5.6年)と修学旅行(中学部2年)の一大  行事を実施しました。上記の五七五は、小学部5年生が、ボルネオ島のクチ  ンで作句したものです。

 私は、中学部2年生の修学旅行を引率しました。クアラルンプール・マラッカ3泊4日の「マレーシアの歴史と文化と自然を探索する旅」でした。
次は、旅行から帰った最初の登校日に全校朝礼で話したことを箇条書きにしたものです。
①マレーシアは、マラッカから始まりました。インドネシアの争いごとから逃げてきた王子様が、国を作ろうと旅をし今のマラッカで一休みしていると、野良犬に追われてきた一頭の鹿が、王子様の目の前で、何と後ろ足で野良犬を川の中に蹴り落としたのです。これを見た王子様が「あの弱い鹿でも一生懸命生きようとして頑張っている。ここはきっと素晴らしい所だ」と、ここに都をおくことに決めたということです。そして、王子様の座っていたその頭の上に枝を伸ばしていた木が「マラッカ」だったと言うことで、この地の名前がマラッカになったということです。
②マレー料理の「ナシレマ」の調理体験をしました。全校では人数的に多すぎるので、中学部の家庭科で「ナシレマ」作りに挑戦してみましょう。
③マレーシアの祝日である「ナショナルデイ」と「マレーシアデイ」の意味を勉強してきました。1957年シンガポールとサラワク州とサバ州の三つを除いてイギリスから独立した記念日が「ナショナルデイ」。その後、残りの三つの州も含めてマレーシア全土が独立したのが「マレーシアデイ」と言うことだそうです。
④カンポン村のホームステイで、ゴムの木にキズを入れてゴムの白汁が出るのを観察したり、サトウキビを噛んでその甘さを体験したりしました。そのサトウキビをR・M君が「学校に植えて育てよう」と意気込んで持ち帰りました。
 この話、小学部1年生から中学部3年生まで、興味深く聞いてくれました。
 今、中2修学旅行生の教室の前の花壇に修学旅行の思い出の「サトウキビ」がカンポン村を懐かしがって風に吹かれています。そしてペナン日本人学校で一生懸命根付こうとして頑張っています。修学旅行生の思いと共に大きく成長してくれることを期待して毎日、水やりに励んでいます。
7月4日   「ペナンでの国語の力」 -五七五そして図書ボラ-
[PJSの五七五]
はいきんぐ おおとかげくん でてきたよ(小1 SHYOTA君)
あめんぼは すいすいかわで あそんでる(小1 YUMU君)
ドリアンは くさいにおいで とげがある(小3 TAKAHIKO君)
まっかっか ハイビスカスが もえている(小3 YUKAさん)
太陽に 一てきうばわれ またうばわれ (小4 SHYOU君)
日差しが ゴールをてらす そこへいく (小4 TAKU君)
晴れ渡り 太陽さんさん 俺散々 (中2 HIROKI君)
 ※五七五に取り組むことも寄与して、子供達の表現力が向上してきました。表  現するための観察力と想像力と心の力が高まっています。今月号も頑張って  いる五七五を紹介します。紙面の関係で少ししか載せられないのが残念です。

 この表現力を培っている大きな要因の一つに読書環境があります。PJSには、とても多くの読書好きな子がいます。そして読書は国語力・表現力だけでなく、ものの考え方や日本人としての、人間としての豊かな心を育んでくれます。   読書というと代表的な読書環境は、図書室です。ご存じの通り、ペナン日本人学校の図書室には、司書がいません。図書の貸し出しは、教員と図書委員が行っていますが、新刊本の整理、古くなった本の修理、図書室の環境整備、そして子供達の心に創造力(想像力)や思いやりの種子をまく「読み聞かせ」などなど、本校の図書環境の多くを、保護者有志によるボランティアの方々のお世話になっています。おかげでペナン日本人学校の子供達は、図書室が大好きです。
 19名(5月末時点)の図書ボランティアの皆さん有り難うございます。これからも子供達の読書環境作りを宜しくお願いいたします。

[KKJSの五七五]
※先日、マレーシア国内日本人学校(4校)の校長会でコタキナバル日本人学校へ行った時、小学部5,6年の複式学級(4人)で見つけた五七五です。
水平線 どこまで続く 広い海 (小6 男子)
太陽を 目指してのびる ひまわりだ(小6 男子)
風ふけば かすかにひびく 波の音 (小6 男子)
聞こえるね 耳をすませば さぎの声(小5 女子)
※遥か海を越えた学校でも頑張っている姿を見つけました。
6月20日 「運動会特集」 -五七五で表すと…-
ときょうそう かってよかった きんめだる(小1 SHYOTA君)
あたらしい ともだちできて うれしいな (小1 KANONさん)
うれしいな たまいれかって きんめだる (小1 SORA君)
きんめだる うれしかったよ ぴかぴかで (小1 KEITO君)
※上記は小学部1年生の初めての五七五です。
今年の運動会は、第40回の記念大会でした。子供達156名に
学校運営委員会から記念の「金メダル」が授与されました。
【小学部】
つなひきで 力いっぱい ふんばるよ    (小2 KOKONAさん)
玉入れは どんどん入れよ パッパッパ (小2 AYAKOさん)
うんどうかい みんなのまえで はずかしい(小2 SHUNT君)
金メダル がんばったから もらえたよ (小3 MIHARUさん)
赤と白 どうてんだったよ うれしいな (小3 KENTA君)
金メダル いいことおこるぞ かっこいい(小3 TOYA君)
つなひきで 体全体が もえてきた (小4 TAKUMI君)
後ろから 追いかけてくる 三人が (小4 NATSUKIさん)
汗落ちる その一瞬に 虹かかる (小4 SEIICHIRO君)
滝のよう 流れる汗に 日が光る (小4 YUIさん)
当日だ 練習の成果 はっきする (小5 SHYOTA君)
太陽に 照らされながら 練習だ (小5 SEIMEI君)
組体操 仲間を信じて 本番へ  (小5 KAZUYA君)
汗のたき 走った後は 大はく手 (小5 RISAさん)
汗きらり 全力ダッシュ ゴールきる (小6 A・YUKAさん)
がんばりの 一滴の汗 ゆう勝へ (小6 ANJUさん)
のどかれる 手には水とう 常応援 (小6 RYOSUKE君)
あきらめず 風切り走る 爽快感 (小6 S・YUKAさん)
組体操 本番前に アザ作る (小6 KAI君)
【中学部】
声出して! 耳が痛いほど オーエスオー(中1 KOSUKE君)
面倒見 僕はあたふた 大変だ     (中1RYUSHI君) 
晴れ渡り 太陽さんさん 俺散々(中2 HIROKI君)
風なびく 声援と共に 空晴れる(中2 RISAさん)
何よりも 力の源 大声援   (中2 ROU君)
勇猛な 天狼の吠エール 空の下 (中3 EISUKE君)
努力の水 与え続けて 咲いた力 (中3 YURIKAさん)
6月10日 「金メダル」 -PJS第40回記念大運動会-
[PJSの五七五]
一日中 プールに入った 四連休 (小6 詠み人知らず)
ものがたり ゆめの世界は 無限大(小6 詠み人知らず)
花がまう 月夜のワルツ 幕開ける(小6 詠み人知らず)
夏の夜 鳥も鳴かずに 風がふく (小6 詠み人知らず)
※今回は、小学部6年生の連休特集です。
ゲーム、旅行、家などのテーマで楽しく読ませて貰いました。

運動会の朝は、やはり雨でした。6時過ぎに学校へ集合してみると、学校の天空からも無情のこぬか雨が降り続いていました。しかし、今期の異常気象の水不足と熱波で枯れた部分に応急の植芝を施した運動場には、昨年のような水溜まりは出来ていません。「これなら雨が止めば出来そうだ!!」
 6時30分、実施か延期か決定する時間になってもまだ空から落ちてくる雨粒。インターネットの調子も悪く画面で雲の動きも確認することが出来ません。
 そんな二進も三進も出来ない状況で、「どうしても今日実施したい。開会式の時間をずらしてでも、運動場の状態の回復を待って実施する」のだという、強い思いの中で実施の決定をしました。結果はオーライでした。
 雨が上がり、絶好の運動会日よりの8時45分、期待に胸をふくらませた児童生徒が入場を開始しました。
 在ペナン日本国総領事館糸井新総領事、永井日本人会長(永井会長は出張帰りのペナン空港から直行で駆けつけて下さいました)、吉村学校運営委員長をはじめ、12名のご来賓と多数の保護者の皆様の応援を受けて、子供達は練習の成果を思う存分に発揮し、狭いグランドの中を元気いっぱい走り回りました。
 今年の運動会は、40回目の節目の記念大会でした。この学校が開校してから3年後にやっと始まった運動会。40年前からこんなに力の入った運動会だったのでしょうか。今年は第40回を記念して一人ひとりに金メダルの授与がありました。その時の歓びを五・七・五にした小学部1年生の声をお届けします。
 「ときょうそう かってよかった きんめだる」
 「きんめだる もらえてうれしい たからもの」
 「うれしいな たまいれかって きんめだる」

 今年もまた、中学部3年生の紅白団長のもと、中学部30有余名が力を合わせ小学部1年生の低学年の指導から一生懸命頑張ってくれました。大きく大きく成長した3週間でした。このパワーの上積みを図っていきたいと強く強く念じているところです。有り難うございました。
6月1日  「エイブ(六セント半のおつり)」 -小学部3年生道徳から-
[PJSの五七五]
母の日に 花をあげたよ うれしそう  (小2 YUTA君)
きろくかい あきらめないで さいごまで(小2 KIEさん)
海のさかな 見たいけれども およげない(小2 KOSUKE君)
日本にね そろそろき国 さみしいな  (小2 AYATO君)
 ※ 今回は、小学部2年生の登場です。五七五はまだまだ慣れていませんが、一生懸命の表現活動にほのぼのとした温かさを覚えます。

 さて、日本人学校の使命は、日本の学校と同等の教育を実践することです。国語や算数の教科は勿論のことですが、特に本校では「道徳」にも力を入れたいと考えます。道徳は世界に誇ることの出来る日本の教育内容だと信じていますから。
 次は、ある日の小学部3年生の道徳の授業の一場面です。
 『エイブは、今から200年前のアメリカ・ミシシッピ川傍の雑貨屋の番頭でした。風の吹く寒い日、閉店後の売上金が六セント半(今の日本のお金で6円ほど)合わない彼は首を傾げます。そしておつりを間違えたことに気づきます。「大事なお客様だ。今日のうちに返してこよう」エイブはそう言って、冷たい風が体に染みる道を10キロも離れた農家へ2時間かけて歩きました。そして、辿り着くと驚く女性へおつりを渡しにっこり笑って、「すみませんでした。この次は気を付けますから、どうぞよろしく。」と言うと、夜更けの道を帰っていきました。』
 授業中、我がPJSの小学部3年生は、「おつりが1000円なら返しに行く」「寒いのにたった6円のために返しに行かない」などと発表していましたが、授業後に寄せた子供達の感想文を幾つか紹介します。
 「たった6円なのに2時間も歩いておつりをわたしに行ったのがとてもすごいなと思いました。さむいのにふつうの人にはとてもできないからです。エイブラハム・リンカーンはとてもやさしいなと思いました。リンカーンみたいになりたいです。(MAYA)」「エイブが第16代アメリカ合衆国大統領になりましたと聞いたときに、体がぽかぽかしてきました。リンカーンのように正直でやさしい心をもつ人になりたいです。(AOI)」「エイブさんは『かがやき』の『か』をもっているやさしい人だなと思いました。(MIHARU)」等々、心を磨いていました。
 PJSでは、全学年が毎週水曜日の1時間目に道徳の時間割を位置づけ、心の学習に取り組んでいます。子供達の心を磨くために、教員同士で道徳の授業を見せ合って研修したり、道徳参観日を設けて保護者の皆様にも考えて頂いたりすることなど、その充実に努めています。ご家庭におかれましては、「家庭は道徳実践の道場である」との連帯感の元、共に協力して日本人としての心を育てていくことが出来ればと願っております。どうぞ宜しくお願いいたします。
5月20日     「日本語弁論大会」 -マレーシアの人による-
[PJSの五七五]
迫力に 目を奪われる ソーラン節(中1 HIKALU さん)
伝統の ソーラン節を 受け継ぐぞ(中1 NATSUKI さん)
先輩の ソーラン節は アイドル級(中1 YUSUKE 君)
ソーラン節 激しい踊りに 大仰天(中1 KOSUKE 君)
 ※ 今回は、中学部1年生特集です。中1を迎える会の最後に
  中2.3年生の先輩達がペナン日本人学校伝統のソーラン節    
を踊ってくれました。手抜きのない大迫力の演技は感動ものです。
中1の五七五をみるとその心が伝わってきます。
確実に先輩達の熱い心の伝統のバトンが手渡されています。
   
 5月7日(土)、今年もまたマレーシアの高校生や大学生、そして社会人による「日本語弁論大会」が開催されました。全26人で競われました。その日本語学習の年数は、数ヶ月から長い人で3年余り。流暢な日本語を駆使して質問に答えている弁士、やっとのことで原稿を覚えている人などそれぞれでしたが、その一生懸命に日本語を勉強して日本との架け橋になるぞと言う意気込みはその姿から伺い知ることができました。次にUSMの学生の発表「決して諦めない」の中から少しだけ紹介します。
【…前略…負けたら終わりじゃなくて、やめたら終わりなんですよね。…中略…「七転び八起き」は日本でよく使われている諺です。私は最初の日本語クラスに入った時は全然分かりませんでした。本当に大変でした。それでも日本語が好きだから諦めませんでした。もしあの時諦めていたら、今このコンテストに参加することは無理だったと思います。将来、私は日本へ行きたいです。日本の納豆ご飯を食べたりしたいんです。これからも「七転び八起き」の精神で決して諦めない人生を送りたいと考えています。…後略…】 
今年もまた日本語を学ぶペナンの人達の日本への熱い思いに触れて、元気を貰いました。発表後に感想を求められた私は、彼らに対して次のような激励の言葉を贈りました。「日本人の心とマレーシアの人の心は、それぞれの文化が違うように異なる面が多くあります。しかし、今日の発表で再確認できたことは、『根性の大切さ・読書の大切さ・友達の必要性・平和の希求・環境問題』など、多くの分野で求める心が共通しているということです。この心を持ってこれからも日本語の勉強を続け、日本との架け橋となり、そして世界へと羽ばたいていってください。いつの日か日本で会えることを楽しみにしています。」
 1位~3位は,KLで行われるマレーシア全国大会に出場します。ペナンからの挑戦者が賞品の憧れの日本旅行を手にすることを祈っています。
5月11日  「運動場がピンチです!!」 -地球は壊れていくのか?-
[今週の五七五]
出来ないって やって見せるし 猛勉強(中3 AISUKE君)
後輩に 頼りにされたい 頑張りたい (中2 YUIKOさん)
進級し 近づいて来る 受験生    (中2 RISAKOさん)
この島で 仲間と共に 歩んでく   (中2 YUINAさん)
  ※ 中学部の「五七五」の取り組みが積極的です。
   クラスの後ろの掲示板に「五七五」のコーナーがあるのを
   見つけた時には、嬉しくなりました。学級廻りが更に楽し 
   くなりました。有り難いことです。

 異常気象です。雨が降りません。例年であれば始業式・入学式の頃にはグランドの芝生は青々と葉を伸ばし、庭師が毎日のように芝刈りする光景を目にするのですが、今年は、5月半ばの運動会を間近に控えた今日、芝刈りする必要はなく、それどころかグランド中心にぽっかりと地面の焦げ茶色が見えています。例年通りに運動会に雨が降れば、水が引かず競技続行が出来るだろうかと今更ながら心配しています。
 異常気象、渇水というと10年前のケニア・ナイロビ時代を思い出します。
 アフリカのケニアの話です。
 10年前、私はケニア・ナイロビ日本人学校に勤務していました。当時、ジャイカの専門官から気温上昇について次のような話を聞いたことを思い出します。
「キリマンジャロの頂きの氷河は、ここ80年で80%が消滅しました。    あと20年したらキリマンジャロの氷河は無くなります。」
 あれから10年。キリマンジャロの頂きに僅かに残っていた白い氷の固まりは、もうすでに麓のサファリを闊歩するアフリカ象達のつぶらな目には、映っていないのでしょうか?
 10年前、ライオンやチーターの肉食動物が、ヌーやシマウマを追いかけて狩りをする草原が砂漠化していました。ライオンに食べられた動物の骨ではなく、明らかに肉食動物や象などの骨がそこかしこに白く横たわっていました。あのマサイ族が牛を追ってナイロビの住宅地へ来ていました。彼らの放牧生活の草原に牛の餌が無くなり、市街地の道路脇に生える雑草を求めてやってくるのです。街には庭にまく水の恩恵を受けて雑草が盛る、それを求めて……。
 あの大自然のアフリカ大地が、気候変動に喘いでいます。そして、ここマレーシアのペナンでも異常気象が続いています。地球はこれから何処へ行こうとしているのでしょうか?校長室の窓から運動場の芝生を見ながら地球の今後を考える今日この頃です。
5月3日   『幸せ』 ー永井茂雄日本人会長卒業式御祝詞ー
 4月18日、小中合同入学式では在ペナン日本国総領事館谷口首席領事様をはじめご来賓のご列席を頂き、小学部20名、中学部14名の計34名の新入生を迎えました。入学式については、あらためて6月の学校便りで紹介することにして、今回は、去る3月11日の卒業式のご祝詞の中から、永井日本人会長様のお話を要約してご紹介いたします。(永井会長、勝手な要約をお許し下さい。)
「 …… 皆さん全員に持ってほしい共通の目標が1だけつあります。それは皆さんが幸せになるという目標です。幸せとは何でしょうか。ゲームや漫画を読むなどのレジャーや娯楽から得られるのは束の間の楽しみでしかありません。私は本当の幸せとは、皆さんが将来仕事を通して人々を幸せにし感謝されることによる達成感、満足感、充足感等であることに他ならないと思っています。将来どんな職業に就くにせよ、その先には皆さんの仕事を受け取ってくれる相手が必ずいます。たとえば学校の先生は、ご指導された生徒一人ひとりの成長を実感された時が一番幸せを感じる瞬間であろうし、我々製造業では開発した商品をお届けし、お客様に日々の生活が豊かになったと喜んでもらえた時が一番の幸せです。
 『えっ、ちょっとまってください。幸せになるのは自分ではないのですか。人を幸せにすることが目標なんですか。』そんな質問も聞こえてきそうですね。でも人を幸せにできない人は決して自分も幸せにはなれません。人は人を幸せにした分だけ幸せになれるということを心にとめて歩み続けてほしいのです。
 私は運動会で高学年の先輩が低学年の後輩達を支え一緒に同じゴールに向かって頑張る姿に、今の日本の学校ではなかなか見られない光景だと大変感心しました。赤組も白組も先輩達がリーダーシップを発揮し低学年の皆さんを励まし、日々の辛い練習や困難を一つひとつ乗り越え克服したその中で低学年の皆さんは自分の成長を実感し大きな自信をつけたことと思います。
 私は閉会式で3年生のあるリーダーが流した涙を忘れられません。彼が流した大粒の涙は一緒に苦労を共にしゴールを達成した低学年の仲間からの感謝の気持ちも含まれていたように見えました。頬を伝う美しい滴は、皆さんが将来仕事で感じるであろう幸せに勝るとも劣らない大きな幸せに見えました。
 今、皆さんは4月からの 新たな第一歩に期待や不安の気持ちで一杯かもしれません。運動会やぺスタブンガラヤ、日本人墓地の清掃等の様々な体験学習を通して幸せになるための大変貴重な勉強を積んできた皆さんであれば何の心配もいりません。ペナン日本人学校の卒業生であることの誇りを胸に、社会に貢献し、人々を幸せにし、仲間を幸せにし、そして皆さん自身が幸せになることを目標に、新年度からの新たな一歩を踏み出してくれることを信じています。
 皆さん一人ひとりがここペナン日本人学校において学業の知識だけでなく、社会に出た時に大きな支えとなるであろう人間力の土台をも身につけ、その力でそれぞれの幸せな未来を実現されることをお祈りし、祝辞といたします。……」
 永井会長、出発の時に相応しい、心が温まり引き締まるお祝いの言葉を本当に有り難うございました。
4月19日     「平成28年度スタート」 -PJSかがやきプラン-
『か』考える子 『が』がんばる子 『や』やさしい子 『き』協力する子 
 4月15日(金)、咲き誇るハイビスカスとブーゲンビリアの風に包まれて、日本より一週間遅れの始業式を行いました。それぞれ1学年ずつ上がった子供達の元気で意欲溢れ、熱気に満ちた姿に再会し、教職員一同使命感を新たにして平成28年度をスタートしました。
 18日(月)には、谷口首席領事、永井日本人会長、吉村学校運営委員長など、ご来賓と保護者の皆様をお迎えし、小学部・中学部合同の入学式を行いました。ピカピカの小学1年生が20名、中学1年生が14名、計34名が入学しました。
ご来賓の谷口首席領事、永井日本人会長、吉村学校運営委員長の方々からは、小・中学部入学児童生徒へ心が温まり引き締まるお祝いの言葉を頂きました。新1年生に限らず出席した全校児童生徒は、頂いた激励の言葉を胸にこれからの一年間を切磋琢磨しながら歩んで参ります。本当に有難うございました。私は、小学部1年生に対しては、「考える子」「がんばる子」「やさしい子」「協力する子」になりましょう、そして中学部1年生に対しては、「テリマカシ」の語源を紹介し、感謝の心を持ちペナンでの学びを頑張ろうと話をしました。
 子供達にとっても教職員にとっても希望に満ちた平成28年度です。
学校教育目標『PJSかがやきプラン』達成に向かって挑戦する子供達一人ひとりが、「ペナン日本人学校に学んで本当に良かった」と思える学校経営を推進するため、全教職員の持てる力を最大限に発揮して参ります。日本から遠く離れ、日本人学校を選び、日本で学ぶ友達以上に日本らしい教育を受けようと張り切っている児童生徒の願いを大切にした指導と本校教育の発展のために、誠心誠意努めて参ります。どうぞ本年度も在ペナン日本国総領事館、ペナン日本人会、ペナン日本人学校運営委員会、そして保護者の皆様方のより一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。
希望に胸をふくらませアンパンマンのように元気な小学新1年生、切磋琢磨を誓った中学新1年生を合わせ、小学生126名、中学生33名、合計159名、派遣教員・現地採用教職員26名でスタートしています。
次の5名の教職員が、新しくペナン日本人学校に赴任しました。
川上 昌洋 教諭【奈良県から】  田中 良枝 教諭【兵庫県から】 
辻  貴行 教諭【滋賀県から】  田村 史織 教諭【大阪府から】      
中川 健 教諭【徳島県から】 中坂 大輔 教諭【岐阜県から】
去る4月8日(金)にペナン空港に到着しました。ペナン日本人学校の教職員の一員として全力で頑張ります。ご支援の程を宜しくお願いいたします。