マンゴスチン

 マンゴスチンの原産地はマレー半島、スンダ列島と見られています。ドリアン(果実の王様)と並んで「果実の女王」とも賞賛される果物ですが、極端に適地を選ぶことと、輸送性に劣ること、結実するまでに時間がかかるなどの理由から、生活に余裕のない土地での栽培はあまり見られていませんでした。しかし、インドネシア、マレーシア、タイ、スリランカ、インド、ミャンマー、ベトナムなど東南アジア地域に加え、近年はアフリカや中南米の諸国でも栽培されるようになってきています。



 ドリアンと同じ頃がシーズンです。最盛期にはへたの所を紐で結んで20、30個を房にして吊るして道ばたで良く売っています。マンゴスチンの果実は直径6cm位、高さも6cm位です、押しつぶした球形で赤さびた紫色という感じです。灰色っぽいのもあります。殻の下側には花びらのような跡が付いていて、上側には緑色ではっきりしたヘタが付いています。1cm位の厚い殻を剥くと4〜5片の白い果肉が集まっています。 たいていは大きな種子が入っている大きな果肉片と種無しの小さな果肉片とが組みあわさっています。食べるところは果実の3割位です。甘味と酸味のバランスが良く、爽快で上品な味です。果物を横から静かに押して殻を破って食べることができますが、ちょっと上品に、横に一周切れ目を入れて、上側の殻を除くと中の白い果肉は見た目も涼しいものです。