パイナップル

 パイナップルは、熱帯アメリカのブラジル北部が原産です。ポルトガル人やスペイン人の探検隊がヨーロッパに伝え、その後、100年位のうちに世界中に伝播しました。果実の形が松かさに似ているのでパイン(松)アップル(果実の意味)と呼ばれています。英語の別名はアナナス(Ananas)で、これは現地の言葉に由来しています。


 パイナップルは、年中、出回っていますが、大きくて甘くておいしいパイナップルは、売っていない時もあります。サラワクという品種がお勧めです。下のほうが甘いので、下膨れのものが良いといわれています。店の人に良く熟したのを選んでもらい、皮を剥いてもらって買うと良いでしょう。常設屋台のおばさんが、長い包丁で手際よく、上下を切り皮を剥き、タル状にしてから切り残しの窪みをV字型にネジのような切り込みを入れて取るのは見事なものです。4つ割りにして、さらに芯を取ると食べるところは、全果実の半分程度になります。
 ジョホール州のマラッカ海峡側に大産地があり、缶詰め工場があります。世界初のパインアップルの缶詰めは1855年にシンガポールで作られたそうです。パイナップルはブロメラインというタンパク分解酵素を含んでいます。それで、肉料理とパイナップルを組み合わせて食べると肉の消化が促されるというわけです。