名前:サポジラ(チク)

 熱帯アメリカ原産で、チューインガムの原料になる実。大きさは5〜10cm程度。露店やスーパーマーケットで一年中売っています。球形か両側がやや尖ったタマゴ位の大きさ、土埃が付いているような灰褐色で、まるで土つきのジャガイモです。堅い果実の皮をむくと、ネバネバした汁液が付くし、味は渋くて食べられたものではありません。売っている果実は、食べ頃よりも早獲りしてあるので、室内で数日放置して熟すのを待ち、柔らかくなってから食べます。果肉はゴマの入った柿のような褐色で、柿の種のような形の黒色の種が2、3コ入っています。黒砂糖のような強い甘味があります。舌にザラザラと砂があたるような感じがします。皮をむいても良いし、縦半分に切ってスプーンですくって食べても良いです。そのまま食べても、シャーベットやジャムにしてもおいしいです。




チクは南米原産で、木からしみ出す汁液は、チューインガムの原料のチクルです。コロンブスがアメリカ大陸を発見した時、その土地の人はチクルを噛んでいたといいます。東南アジアには、1570年にスペイン人がフィリピンを占領した後に伝わり、それから各地へ広がったとされています。チクの名前の由来は、中米のアズテク語のチクルからきたもので、別名サボジラはメキシコでの呼び名に由来しています。